見出し画像

英語に敬語表現がないという誤解

にわかに囁かれていますが、そんなことはありません。以下に例文を示します。

①Help me
②Help me, please?
③Can you help me?
④Could you help me? 
⑤I am wandering if can you help me?
⑥I was wandering if could you help me (please)?

「助けてくれ」、という言葉だけでも、パッと思い浮かんだものだけでこれだけ表現があります。順に解説していきます。

①は、「助けろ」と言う感じです。緊急時くらいでしか使えないめいれいぶんですね。日常で使ってたら失礼です。

②はpleaseをつけた分、かなり和らかくなっています。根拠はありませんが、日本人の大半はこれで済ませている気がします。正直そんなに丁寧な印象はないです。あくまで動詞が先頭にきていますからね。命令文です。Pleaseを先頭におくと良いかもしれません。

③は疑問文です。「お伺い」を立てています。こちらも使用率は高そうです。②までとは文法が根本的に異なりますのでここからが"敬語"でしょうか。

④は③をより丁寧にした表現です。多くの方はcouldを過去表現としか認識していないかと推測しますが、実は違います。

⑤はちょっと文法に自信がないので割愛

⑥は最高レベルの表現です。なぜ過去形?と気になる方には読みやすい文法書、および演習のための英作文書を紹介します。

大西先生はNHKのラジオ英会話の講師も務めています。(個人的に東進ブックスというのが気になりますが)

こちらは代ゼミの講師の方が執筆しています。一億の、とはかなり相性が良いように感じました。

もっと英語の敬語が気になる方は、直近のCNNEEに特集がありましたのでそちらをご覧ください。


助けてくれると、嬉しいです。