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なぜだか美味しいベーコンエッグ

朝ごはんは基本的には食べない派のわたし。
食べない派というよりは、面倒が勝ってしまって食べていないだけなんだけれど。

よくないなあと思いつつ、平日はコーヒーのみで済ませてしまうことがほとんどだ。

子供の頃は毎日必ず朝ごはんを食べていた。
遅刻してでも食べなさいって言われてたっけ。

大人になり、親元を離れ、朝ごはんを作ってくれる人も、朝ごはんを食べなさいと言ってくれる人もいなくなった。

そんな私が最近ハマっているのは日曜日の朝ごはんとして食べるベーコンエッグ。
なんてことない普通のベーコンエッグだ。

きっかけは結婚。

夫も朝ごはんを食べない人なので特に朝ごはんを作らなければいけないわけでも、張り切って作る習慣ができたわけでもない。
なんなら、作るのは夫だ。

とある日曜日の朝、夫が「ベーコンエッグでも作ろっかな。」と作ってくれたのが堪らなく美味しかったのだ。

それは、高いベーコンや卵を使っているわけでも、特別凝っているわけでもない。
スーパーで買ってきたベーコンを少し厚めに切って卵を落として焼くだけ。
半熟卵にじゅっと醤油を垂らせば完成。
ごく普通のベーコンエッグだ。

炊き立てごはんと一緒に食べるそれは、一口頬張ると一気に幸せになるパワーを秘めている。

ベーコンエッグなんて今まで何度も食べてきたのに、なんでだろうか?と考えてわかったことがある。

日曜日の朝、2人揃ってのんびり食べる。
それがただのベーコンエッグを何倍もおいしくしているということだ。

ちょっとのんびり寝ていた日曜日。
昨日は楽しかったね。と土曜日を振り返り、さて今日は何をしようか?と話しながら食べる遅めの朝ごはん。

それがなんてことないベーコンエッグを最高の朝ごはんにする調味料になっているのだ。


結局、美味しいだとか幸せだとかなんて、そんなことだったりするのかもしれない。

今週末も私はきっと言うだろう。

今日の朝ごはんはベーコンエッグにしない?

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