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人生で初めて散歩した話 in Spain

中高の授業で英語を習った時、日常生活でいつ使うんだろうっていう単語や表現がいくつもあった
今思い出せるのは「いとわない」be willing to(笑)

私にとって、日本語の"散歩"もそれだった

散歩って、必ず "犬の" って言葉が付くものくらいに思っていた

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20XX年 1月

モニカに散歩をしようと言われた

その時初めて、授業以外で "散歩をする" というスペイン語を聞いた

散歩する = dar un paseo

テスト前に覚えた表現、"散歩をする"

え、これ日常で使うんだ!!!という発見(笑)

今思えば、普通に日本人も散歩をすると思う
世界中、散歩って珍しいことではないと思う
でもそんなことにも気づけないくらい、
日本では忙しい毎日だったなー、、

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人生初散歩

人生で初めて散歩するんだけど、って言ったら、冗談だと思われた

小中高、部活で土日も忙しくて
大学では授業ない日は全部バイト
友達と遊ぶのは決まって街中でショッピング

犬も飼ったことないし!(笑)

だから散歩したことないって言ったら、
すごく不思議そうだった

部活もバイトも、なんでそんなに忙しいの?っていう感じ
休む時間がないの?疲れないの?って

じゃあ散歩の大切さを教えてあげる、モニカが言った

"目を閉じて"
"深呼吸して"
"小鳥の鳴き声を聞いて"
"風を感じて"
"近くにジョギングしている人がいる"
"遊んでいる子どもたちがいる"
"想像して、深呼吸して、ゆっくり目を開けて"

何の儀式!?って最初は笑ってしまったけれど、何かのインストラクターのように語り出すモニカに、騙されたつもりで従ってみる

お互い冗談半分で、笑うの堪えながら
儀式 (仮) を繰り返したのが本当に楽しかった

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心が豊かなスペイン人

笑い疲れた頃、モニカはまたかっこつけて話し出した

人間は、働くために生きているんじゃない、
生きるために働いている、日本では違うの?

ある意味ありきたりとも思える言葉を、半笑いで
年下の女の子から言われて
たしかになーと納得した瞬間

人生の楽しみ方を知っている、というと大げさだけど
スペイン人って心が豊かだなと思った瞬間

そういえば、日本人女性とスペイン人女性って平均寿命同じくらいだったな

どっちの生き方でも同じだけ生きられるなら、働き詰めより
休日に散歩できるくらいには余裕のある生活がいいな

のんきにそんなことを思った日
ただの散歩から、生き方について考えさせられた日

就活前の私に大きく影響を与えたと言っても過言ではない出来事

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年齢関係なく "amiga (友達) "として思ったことを言い合える関係!
日本にいたらどうしても年齢気にして気を遣いすぎたりしちゃうけど、、
海外の友達ができて、気づかされたこと!

出会いに感謝 (;_;) ♡

以上、留学で、モニカに教わった事②でした

アデウ


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