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母との長電話で気付いたこと。

昨日、東京はとても天気が良くて気持ちよかったですね。

私も外に散歩に行きたかったのですが、母から電話がかかってきました。

『変わりないですかー?』と。


そんな1週間で変わったことなんてないですよ。

LINEでいいのに。私は電話があまり好きでは無いのです。


しかし、母の声が聞けて、変わらず元気なんだと安心しました。

ほっとする。母の偉大さを感じました。


いつもは私が早く切りたそうな雰囲気を醸し出しているせいか、

せいぜい長くても30分の電話なのですが、


あれ。

日がだいぶ傾いたな。


気づけば2時間も話していました。

何をそんなに話していたのかというと、

コロナの話→マスクの話→うちの旦那の話→弟の転職した話→弟の娘の話→ドラマの話→俳優さんの話

みたいな、なんてことない会話の流れだったのですが

母はなんの話をしていても、すぐに父の話をします。

父の愚痴を。笑



父と母は、私たちが子供の時から本当にしょっちゅう喧嘩をしていました。

私は何度も母に「どうしてお父さんと結婚したの?」と尋ねていました。


さすがに口にはできませんでしたが、子供ながらに

「どうして離婚しないんだろう」とも思っていました。


高校生のある日、また両親の喧嘩が始まったので自分の部屋に逃げたのですが、喧嘩を終えた父が部屋に来て

「かず(弟)が成人したらお母さんと離婚するからな。」

と宣言していきました。

私はその言葉がずっと残っていたので、弟が成人する年はとてもドキドキしていました。弟の成人を祝う気持ちも何処かへ行っていました。


がしかし、結局両親は離婚せず、今も喧嘩しながら一緒に暮らしています。


なんだかんだ言って、お互いのことを考えているのかなと思います。

常に頭にあるから話題になるのです。


好きの反対は無関心ですから、

話題に全く上がらなくなったらそれは終わりですね。笑



私たち姉弟は、そんな両親を見て育ったせいか

とても穏やかな結婚生活を送っています。今のところ。笑


私の弟に関しては、本当にあの両親の子供なのかと不思議になるくらい

温厚で優しくて気が付く良い子なのです。

身長は両親に似てミニマムですが。笑


母が「どうして親がこんなに喧嘩ばかりしてるのに、あんた達が普通に、まともに育ったのか不思議。もうそれだけで親孝行だよね。」

と話してきた時には、

「え、まだ全然親孝行してないのに。。」と思いながらも、ジンとしてしまいました。


子供が親を選んで生まれて来てるわけですから、

私はきっと、両親から何かを学ぶために生まれて来たのだと

改めて感じました。


人に尽くすのが好きな母。

人生哲学や精神世界が好きな父。


まさに私はこの2人の子だなと、実感しました。


今のような状況になったおかげで、両親との連絡もマメになりました。

そして、両親への感謝も、改めて感じれています。


何も起こってない、変わらない日常のままだったら

何を感じることも、考えることもなかったかも知れない。


今だから感じられる、大切な人との繋がり。

感謝の気持ち。

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