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社内報【皐月】|余白

2024年5月28日、火曜日、午後9時。ローペースで迎えた2024年度。2ヶ月を終えた「今」と「これから」を備忘録がてらつらつらと。

某月 社内報とは
週4勤務の会社員をしながらひとり事業主としても働く、地方暮らしの20歳。この働き方になって2年目を迎えた今年、仕事のあれこれをひとり社内報として残していく、私による、私のための雑記型備忘録。

潜考|卯月

三十二時間

時は遡ること、4月。4月の週あたりの仕事時間は、およそ32時間だった。昨年度末と比べると、マイナス32時間。ちょうど半分くらいの稼働になり当然その分お金も減っているのだけれど、「余暇」というものができるようになった。今までだったら仕事、仕事、仕事。余白があればとにかく仕事。毎日何かの納期に追われているようなそんな状況。

文化的で最低限の

この余白がすべて本で埋まったのが、4月のこと。仕事が18時に終わると20時ごろに本屋へ行き、閉店の22時まで本に浸かる。その日一番心ときめいた本を買い、支度を済ませ、その本を読みながら翌朝を迎える。食事の時間もお金も、本に貢いだ。「健康よりも文化的な最低限の暮らし」というキャッチフレーズが自分にぴったりだと思った。

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黙思|皐月

焦燥

4月の1ヶ月を人生の休暇のように過ごした私は、5月に入り焦りを感じた。このままではいけないと思い、また、仕事を詰め込もうとした。が、周りがそれを許さなかったからそうはならなかった。私は自分から目を背けるように肩まで本に浸かる日々を過ごした。

他方

「健康よりも文化的な最低限の生活」を営んでいた私の身に、ちょっとした異変が起こった。少し、健康をおざなりにしすぎたようで、今月は「健康で文化的な最低限の生活」を意識するようになった。ただ、健康でいることが私の心の健康を損なう要因にもなりかねないので、ここのバランスは今後の課題かもしれない。

転機

5月末、もうそろそろ6月が始まろうとしている頃。同じ職場の先輩から仕事の相談を受けた。もうやらないと思っていたその仕事を気づけば私は引き受けていた。いや、色々と伝えている間に「そういうゾーン」に私が入った。話はトントン拍子に進み、翌日、先輩に連れられて現地へ向かった。そして、その3日後に納品という超短期決戦が始まった。やるしかない、久しぶりのその感覚に、不安よりも大きなエネルギーが湧き出ていた。

思えば1年前の今日は、私は花屋に勤めていた。せっせと段ボールを解体して、バケツの水を換えるる9時間を過ごしていた。この1年で、私はこんな生き方ができる人間になったのか、と思っていると一件の通知が鳴った。

起点

私が社会人1年目のとき、まだ大学職員だった頃に知り合ったカメラマンの友人からだった。何度か一緒に仕事をしたり食事をしたりしているものの、とても忙しい人なので珍しかった。今度、彼と久しぶりに食事をすることになった。もう決まりきったことで、ジンクスみたいなものなのだが、彼と話すとたいてい新しい挑戦が始まる。さあ、次はどんな出会いがあるんだろう

思索|水無月

さて、迎え撃つ6月。ひとつ、サービス体制を作り上げたい。この1年はただひたすら目の前にある球を打ち返していたけれど、そうじゃない状態を次の1年で作れる光が見えた。こうなった私はおそらく、その光の通りに物事を進める。多少の無理がそこにあったとしても。だからこそ、私はあえて、ここに私への警告を残して今月の社内報とする。

留意

私のこのひとり事業はあくまでも、本業があって、その余白にあるもの。私が今やろうとしていることは、あくまでも他のすべてを全うした上で成立させるものであり、そのバランスを崩すことはない。

銘肝

「自信」というのは私にとって「ここに存在することが許される理由」になるもの。私が自分を信じられる状態を作る方法はただひとつ。自分との小さな約束を守り続けること。

自信がないとき、結果が不安になるときは、大抵どこかに自分との約束を守りきれなかった自分がいる。それは日々の継続の約束をたった1日欠かしたことかもしれないし、「これでいいや」のほんの少しの妥協かもしれない。

おさよ。あなたは、すべての物事に誠実でありなさい。なにかに迷ったとき、バランスが崩れそうなときもあると思うけれど、誠実にいられるものと方法を選べばいい。それがわからないときは、相談してみるといい。

大丈夫、今のあなたは一人じゃない。

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