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幸せに近づくために、消して、捨てて、売って、積み上げてゆく。

去年くらいからずっと頭の中にあった想い。

「幸せになりたい。けどどうすれば幸せになれるか、分からない。」




本当は自分は恵まれているんだろうな~、って。
感覚的には思っているけど、

なんとなく、

もう少し幸せに生きれるんじゃないかな

と思ったりしていた。


そんな私の、少し幸せに前進したお話。



心を満たすために他人と比較し続けた


「他人と競争すること、比較することは幸せではない。」

これが大学3年間と休学1年の計4年間で出した私の答えだ。


* * *


「誰かよりも何かが優れていなければ自分には価値がなく居場所がなくなるだろう」

「心が満たされる自分の居場所を作るために、何かで1位を取ろう」


去年まで本気でそう思っていた私は、大学生になって死に物狂いで色んな1番を掻き集めた。


大学では何度も色んな教科で1位をとった。

大学3年秋から始めたインターンでは3ヶ月営業で1位を死守した。

インターン生のMVPも取った。


こうすることで、心を満たせると思っていた。


「他人と競争し、比較し、勝つこと。」

それは私の歪んだプライドとやらで、自分に自信がないことの象徴だった。


たしかに大学に入って初めて勉強の仕方、高得点の取り方が分かる様になったし、営業で成績を積むコツも分かるようになった。


なのに、できることが増えたのに、
前よりも幸せじゃないと感じることが増えた。
前よりも自分を追い込み、責めて、辛いと感じることが増えた。


全然心が満たされない。
だったら他人と競争し、比較する自分は辞めてしまいたい。


本気で初めてそう思ったのが今年の初め。


他人との比較をやめるためにインスタを消した


「人と比較することをやめたい」


心ではそう思っていても、どうすれば辞められるのか分からない。
ましてや数年間の競争に疲弊して、心の余裕がなくなっていた。


悶々と「このままではいけない」と焦っていたコロナ禍のある日。


インスタのストーリーをいつものように眺めながら

「この人は外出していて、羨ましいな」
そんな思いが積もって積もって積もった。


羨ましい思いが積もりきった時に

あ、今も他人と比較しているな。

と気づいた。


そしたらふと思った。

「今の自分がインスタを見ても幸せじゃない、消そう。」と。


* * *


インスタを消した毎日、大して変わったことはない。


ただ一つ、「いいな、羨ましいな」
この感情を感じる回数が減った。


羨ましいという想いを巡らせる時間が減った結果、時間ができた。

正確にいうと自分を見つめるための心の余裕が少しずつできてきた。


この空いた時間でもう少し自分と丁寧に向き合ってみよう
そう思い始めた。


自分と向き合うために断捨離した


私の母は数年前から
「ウチ、”断捨離”しました!」というテレビ番組をよく見ている。

このテレビ番組は、一般人が断捨離することで部屋がきれいになるだけでなく自分と向き合い悩みを解決していく番組らしい。


このテレビのファンである母によると
断捨離をすることで心の整理もできるらしく、

「一度部屋の物を断捨離してみなさい。
さよが大切にしていたものをきっと思い出すから」

と大学生の期間に何回も言われた。


そんなこともすっかり忘れていたが、自分と向き合いたくなって
「断捨離は自分と向き合う機会になるらしい」ことを思い出した。


記憶の中でさっと手を差し伸べてくれるのだから親はさすがだ。


結局、二週連続で日曜日の丸1日を使って

・洋服30-40着
・化粧品10-15個
・本30-50冊
・その他アクセサリー、雑貨、文具、紙袋、写真、靴

とにかく、今まで抱えていたあらゆる物を手放すことにした。



手放すと決めた物を見て一番驚いたことは、
大半が買ってからほぼ使っていなかった物であったことだ。

・一回も読んでない本
・ほとんど新品の服
・半分以上残っている化粧品
・いつか使おうと買った文具

これらの物に共通したことは、買った後の使う際に得られる価値にお金を払ったのではなく、

買う瞬間に得られる満足感にお金を払ったのだということ。


どうやら私は、一時的に自分の心を満たすために物を買っていたらしい。


そんな満足感は、長くは続かないだろう。



自分と付き合うために手放す物を売った


自分の心を満たすために物を買っていた事実を知った私は、
物・心と自分の理想的な付き合い方を考えることになった。

📍 物との理想的な付き合い方
・愛着の湧く物を長く大切に使う
・長く使えるように時折メンテナンスする(洗う、磨く…)
・消耗品は使い切ってから買う
・物に年季が入る過程も楽しむ
・「自分には必要がない」と感じるようになったら潔く手放す
📍 心との理想的な付き合い方
・心は他人や物で満たすのではなく、自分自身で満たす
・心もメンテナンスをする(旅行、読書、運動、音楽、友人との会話…)


「これからは愛着が湧く物を大切に使おう」

そう決めた私はもう一つ確かめたいことがあった。


今から手放す物たちに、今どのくらいの価値があるんだろう。

手放す物の価値
=①使ったときに得た金銭以外の価値
+②売った時の金銭的価値

だとすると、

①に関しては「使っていない」という事実からほぼ0に等しいため、
今回は②物を売ることで手放す物の価値を知ろうと思った。


そうしてわたしは

・古本屋さんで本
・古着屋さんで服
・メルカリで本、服、雑貨

を売りに売った。

実際に売った結果がこれ。

💡 売ったもの → 得た金額
・本20-30冊(@古本屋さん)→700円ほど
・服を30-40着(@古着屋さん)→800円ほど
・本12冊(@メルカリ)→7000円ほど


これ以上計算しなくても、
買った金額よりも売った後の金額が低すぎることが一目瞭然だ。



断捨離し、物を売ることで得られたのは

「物を所有すること自体にはそんなに価値はなく、使うことで価値が生まれる」

という気づき。



心を満たすために成功体験を積み上げてゆく


ここまでが2021年までの私の葛藤と行動と気付き。


・他人と競争し比較し、勝つことで自分の心を満たす
・心が満たされない時は物を買うことで一時的に心を満たす

この2つの心の満たし方が
「幸せ」という感覚から自分を遠ざけていたのだと思う。


だから今度は、

・他人と競争し、比較することをやめる
・愛着の湧く物を大切に使う
・自分の心を満たす癖を付ける

ことで少しでも幸せな状態に近づいていきたい。



さて、最後にして最大の問い。

「他人と競争し、比較することをやめるにはどうすればいいのか」



この問に対して今の私の仮説は、

他人と競争し、比較する状態をやめるには
「行動することで自分に自信をつけること」が必要だというもの。


自信がある状態とは
「きっと自分なら大丈夫だ。」
と根拠なく自分を信じられてる状態のことで、


自信を付けるためには
とにかく自分のありたい姿に向かって日々

「できた!分かった!やった!」という経験を積むことが必要そうだ。


自分に自信が付くようになれば
ありのままの自分を認められるようになり
心が勝手に満たされて他人のいいところに気づくようになり


競争・比較ではなく協力・応援の関係を築けて


自分と関わるみんな丸ごと、幸せになれるのではないか。

今は少し、そう思っている。

* * *


2021年までで色んな人を苦しめたのではないか、という自意識があるので
2022年からは自分の努力によって色んな人の笑顔を作っていきたい。


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