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身も心もほぐせる、高円寺のほっこりスポット巡り

街と自身が合っていると自然と思えること。
そう感じられることは、なんと喜ばしいことだろうと日々思うわけで。

昨年6月から今年の11月までの一年半、私は杉並区の堀之内地域(最寄りは新高円寺駅、高円寺も自転車で行ける)で一人暮らしをしていたのだが、この地域は都内にあるけれども、どこかホッと息をつけるような温かみや、ふっと肩の力を抜けるような気張らなさや余白があったように思う。

そして、そんな街の雰囲気や景色に助けられたことや、元気付けられたこともあった。

心から自身と合っている街だと思えた。

今回は備忘録も去ることながら、新たな高円寺の魅力をご紹介していこうと思う。そんなお話。


杉並区堀之内は新高円寺駅と永福町駅に挟まれたエリア

杉並区堀之内は、東京メトロ丸の内線新高円寺駅と京王井の頭線永福町駅に挟まれた地域だ(下の図の四角内)。このエリアの最寄駅は新高円寺駅で、JR中央線高円寺駅からも自転車で15-20分くらいで行ける距離にある。

地図で見ると一目瞭然、堀之内地域の特徴は高円寺駅〜新高円寺駅周辺と比べて格段に緑豊かなことだ。そのため、このエリアは新高円寺駅や高円寺駅周辺よりも、ゆったりとした雰囲気を感じやすい。

囲いの中には一部、松ノ木・成田と呼ばれる地域も入っているみたいだが、
ざっくりと堀之内エリアと呼ばせてください🐣

それでは、堀之内エリアのほっこりスポットを6つご紹介していこう。

⛩️ 🛁 🍢

ゆったり、ほっこりな堀之内エリア

堀之内のシンボル【妙法寺】

存在感がある本堂。

新高円寺駅から善福寺川目掛けて南下した堀之内地域にあるお寺、妙法寺。詳しくないが、厄除けが有名なお寺らしい。前の家から徒歩3分のところにあったので、心を平らに清らかにしたい時に散歩していた。

夕日が当たると本堂が金色に輝くんだなあ。

おでん行列は日常茶飯事【丸佐かまぼこ店】

この日もおでんに並ぶ人たちがいた。

妙法寺の斜め前、妙法寺商店街に面してかまぼこ屋さんがある。ここではかまぼこ・練り物の他におでんが売っていて、出汁がしみしみな大根や白滝、卵など定番な具材から、かまぼこ屋さんならではの種類豊富な練り物が並ぶ。餃子巻きやチーズ巻きなど、変わり種の練り物がまたとても美味しい。

熱々おでんが並ぶ。

サクホク揚げまんじゅうを食す【清水屋】

そばも美味しいらしい。

妙法寺の隣、丸佐かまぼこ店の向かいにある、和菓子とそばのお店。ここの名物は揚げまんじゅうだ。おまんじゅうがこしあん、つぶあん、黒糖、カボチャの4種類の中から選べて、店先で注文してから揚げてくれるため、出来立てほやほやが食べられる。サクッとした衣の中にはホクッとしたまんじゅうがいる。それがなんともやみつき。おまんじゅうがホクホクしていることを、この揚げまんじゅうが教えてくれた。

外はサクサクで中はホクホクな揚げまんじゅう。
こし餡がおすすめだと言われたので、こし餡を注文。

高円寺のオアシス【済美山運動場・和田堀公園・善福寺川緑地】

400 mの競技場は開放されている。開けた空を見るにはうってつけ。
善福寺川、この写真の方向をまっすぐ進むと和田堀公園や善福寺川緑地がある。

蛇行する善福寺川の周辺に何キロにも渡ってポツポツと公園・緑地が存在する。特に土日は済美山運動場や和田堀公園野球場、和田堀公園第一競技場などに子供からお年寄りまでがこぞって集まり、各々のスポーツを心ゆくまで楽しんでいて、私も今年4月に出たミニマラソン大会の前2週間は済美山運動場にお世話になった。

また、善福寺川緑地は桜の名所であり、毎年桜と新緑が混じった長閑な風景を楽しめる、まさに都会のオアシスだ。

善福寺川を超えて済美山運動にいく道は、「ここ東京都だっけ?」って思うほどに
思い切り生えた草木を堪能できる。夜は暗くてちょっぴり怖い。

異世界への入り口【大宮八幡宮】

本当はこの先に本堂があり、そこまでの道には灯籠が並ぶ。

善福寺川、和田堀公園を抜けてすぐにあるのが大宮八幡宮。発見したきっかけは、思いつきで下高井戸から堀之内の自宅に歩いていた時の通り道にとんでもなく巨大な鳥居が出現したこと。入り口の鳥居から本堂昼に続く、200mほどの道にある等間隔の灯籠が一層神界への入り口だと錯覚させる雰囲気を纏っており、夜に行くのがおすすめだったりする。

露天風呂も楽しめる温泉【ゆ家 和ごころ 吉の湯】

写真を撮るのをすっかり忘れたので、テキストで。
住宅街にあるお風呂屋さん。お風呂の種類は全部で6種類もあり、普通のお風呂、ジェットバス、電気風呂、炭酸風呂(露天)、つぼ湯(露天)、水風呂と気分によって楽しめる。また、嬉しいことに温度が90度ほどのサウナ(ドライサウナ)もある。

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番外編な新高円寺駅〜高円寺駅エリア

堀之内エリアではないのだが、記憶に留めておきたいほっこりスポットを3つご紹介する。

高円寺の代表的銭湯【小杉湯】

土曜日の夜は自転車置き場に自転車がいっぱい。

高円寺駅北口から純情商店街を北に進み、リサイクルショップ家電王の前の道を左に曲がるとある、この周辺で有名な銭湯だ。高円寺と聞いて想像する人も居るのではないだろうか。サウナはないのだが、常設のミルク風呂(41度)に加えて、日替わりのお風呂が2つ(42度、44度)あり、日替わりのお風呂は日によって色んな商品や農家さんとコラボしているので、毎回行くのが楽しみだったりする。以前行った時は、スパイシーチキンマックナゲットの湯、クラフトコーラの湯、日本酒の湯など。個性が強いお湯たち。それにしてもスパイシーチキンマックナゲットの湯に入った時は、本当に肌がピリピリしてて辛いと思った。

一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
有名な小杉湯の看板。

安く新鮮な食材に出会うなら【新鮮大売ユータカラヤ高円寺店】

店の外には季節を反映した野菜が並ぶ。

高円寺駅北口の純情商店街の少し手前にあるスーパー。ほっこりスポットとしては変化球すぎるのだが、料理作りが好きな自分にとっては新鮮で非常にお手頃な価格で野菜やお肉が売っているここは癒しスポットだった。値札に「定価より〇割引き!」と書いてある商品がほとんど。一人暮らしで値段を気にしすぎずに心ゆくまで食材を買えたのは、ひとえにこのスーパーのおかげだと思う。高円寺周辺に住んでいる人がいれば声を大にして、「ここで売っているロピアの「燻製モモハム」がおいしすぎるから食べてください!」と伝えたい。

レトロ漂う新高円寺近くの銭湯【杉並湯】

レトロを感じられる外観。色使いがポップなところも一興。

新高円寺駅で下車し、新宿方面に向かって徒歩3分ほど歩くとある銭湯。実は1回しかいけず、なんとも心残りだったりするのだが、昭和にタイムスリップしているかのようなレトロさを十分に感じられるスタンダードな銭湯で、お風呂も普通のお風呂、ジェットバスがあり、温度も高めで良い。現在、女性用のサウナは故障中で入れないのだが、男性の方は稼働しているのでぜひ。

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さいごに

ちなみに高円寺の生活で最もお世話になったのは、上のスポットでもなく新高円寺駅前のBOOKOFF(ブックオフ)であったことは、言うまでもない。

新高円寺駅を降りてすぐの通り。
この向かいにお世話になったBOOKOFFがあるんだなあ。

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