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20201226 - Immoral Head

皆さま、年末はどうですか。俺はせーじっくだ。

年末の挨拶ってマジで変ですよね。俺は本当の本当に年末・年始の挨拶を言うのが嫌いで、極力したくないです。

なぜかというと、俺は挨拶をするような相手全員に「一生よろしく!」の精神でやっているからです。

来年といわず一生よろしくが本当の気持ちなのに、わざわざそれを区切って更新するような挨拶は、自分の気持ちに嘘をついているようでムカムカしてきます。

この「一生よろしく!」の話は昔誰かから聞いてその通りだ!と思ったもので俺のオリジナルではないですが、とても感銘を受けてずっと大事にしています。

そしてそれは今日の曲とは全然関係がないです。この冒頭の文章はあくまで挨拶ですから。

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結んだって解いたって
キマっちゃうと聞くぜ
まぶた開いて手を上に
イイ感じだと言うぜ

民生だってユカイだって
和哉吉井だって
イングヴェイもブルーノ・マーズも
リッチ・ブラックモア御大も

千切れて捻じれたまま繋げりゃなれる

Oh パーリラ パリラパーリラ
心アガってないのどうして
どうしてって教えてよ 黙ってないで

パーマ液 パリラパーマ液
焦げるみたいな良い匂い
いいだろ なぁ答えろよ
ストレンジャーインザミラー
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【解説:せーじっく(詞と歌)】

はせがわに題材をもらったので彼の気持ちを想像して書きました。Aメロでパーマのミュージシャンを並べるところが楽しかったです。


【解説:mass Hasegawa(曲と演奏とほか全部)】

リッチー・ブラックモアというギタリストがいる。
印象的なリフ、クラシカルなプレイ、エキセントリックな人格、絵に描いたようなロックの代名詞的ギタリストだ。

16歳の頃、彼のギターに大きな衝撃を受けた俺はお年玉で安いストラトキャスターを買い、そこかしこを削ったり、あらゆるパーツを交換するほど彼にのめり込む事になる。

ギターだけではなく、ファッションもそうだった。ライブはいつも黒ずくめの衣装を纏い、皮パンは高くて買えないのでちょっとテカるくらいまで履いた黒いパンツ。当然シャツの胸元は開けてたし、ハットを買ったりもしてみた。だけど、一つだけ出来なかった事がある。それは髪型だった。
選んだ学校、身を置く環境、何より自分のポジションがそれを許さなかったのだろう。とにかく俺はパーマだけはかけずに20代を終え、やがて30代の扉をくぐることとなった。

「Youtubeに米津玄師のパチモンみたいな曲投稿するんで、米津玄師のパチモンみたいな頭にして下さい。」

仕事や人間関係の中でポジションを築いた今、似合わなくても「家が燃えたんですよ」とか何とか言っていればなんとかなるだろう。そう考えて、決意した。憧れのチリチリヘアーにする事を。


「やってしまった」

米津玄師やリッチーブラックモアを目指すには、俺の髪の毛は細すぎたのだ。鏡に映る絶妙に薄くなったような額を見て、俺は無心で曲を書いた。何もかも忘れるために。谷口(美容師のお兄さん)、絶対許さない、と何度も何度も呟きながら…。

今は馴染んできたんで気に入ってます!朝のセットが楽々で最高だね!

【おわり】

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