日本のロケーションを発掘する新しい音楽祭
岩壁音楽祭/GAMPEKI MUSIC FES.
イベントは山形県高畠町にある、巨大な岩壁に囲まれた土地
瓜割石庭公園で開催されました。
“石切場”と呼ばれるこの場所は、
かつて石工たちが岩石を切り開いた跡が残っていて、
手彫りであったため1本の角石を取り出すのに、
つるはしを4000回振り下ろしたと言われています。
これが全て人の手によって切り出されていたということに驚きます。
切り出された岩は、古くは古墳時代の石室に、江戸期からは民家の石塀などに広く使われ、町の特産物としてごく最近まで採られていたそう……。
そして今回のコンセプトが
命がけで切り開いたこの岩壁を背に、
現代の音楽を切り開き、
新たな可能性を提示するアーティストが集う、
日本のロケーションを発掘する新しい音楽祭。
このコンセプトの通り、現代の音楽シーンで話題を集める若手アーティストが集結していました。
自分が好きなアーティストでは、mabanua,maco marets,Licaxxx,Seiho,KID FRESHINO,Kotsuなど東京のイベントでもかなり注目されている人たちが、一同に介すだけでもやばいイベントだなと思いました、、、。
会場は、CHILL AREA,THE CAVE,STONE AREA,WALL STAGEで構成されていて、主にアーティストが演奏するのはTHE CAVEとWALL STAGEでした。
THE CAVEは後ろを除き、自分の身の回りが岩で囲まれた空間でDJのプレイを楽しむことができ、また映像もその空間に投影されていて幻想的な空間の中ビートを刻み、天然のエコーを楽しむことのできる、まさに非日常な空間でした。
マップのtunnelを抜けるとWALL STAGEが広がります。このtunnelを抜けるのがまた異世界に繋がっているかの様な気がして楽しかった、、。
この様な空間でお酒を片手に持ちながら音楽を楽しむことができ、ふと上を見上げると、、、。
高さ40メートルもの岩肌が姿を現します。当日は天気も快晴で時間の経過ごとに岩肌も色を変えて行く姿がまたなんとも言えませんでした!!
また夜にはライトアップが施され、プロジェクションマッピングも行われるというここが一番の見所でした。国の有形文化財にも登録されていて、その景観を眺めるでけでも価値のある瓜割石庭公園ですが、人が切り開いた岩壁に現代のテクノロジーの表象としての映像が投影され、気鋭のアーティストが流す音楽に体を揺らし続ける。ロケーションの新たな可能性が発掘された瞬間だったと感じました。
出演するアーティストのこともあってか、20代の方が多いなと感じましたが、当日は家族連れの方やお年寄りの方もいて色んな方がイベントを楽しまれている様子でした。恐らく地域の方なのではないかなと思いますが、そんな方達が普段見慣れているロケーションで繰り広げられたこのイベントをどの様に受け取られたのかも非常に気になりました。
岩壁音楽祭はライブだけじゃない
もちろんライブだけがこのフェスの醍醐味ではありません。紹介を忘れていたSTONE ARE,CHILL AREAですが、こちらのスペースも最高でした。
STONE AREAは地元山形の人気飲食店を集めたスペースで、メキシカン料理のタコス、油そば、カレー、フランク串などレイブに向けての腹ごしらえにもってこいの食べ物で所狭しでした。
山形の地酒なども置いてあり、個人的にテンションが上がったのはかき氷があることでした笑。
そしてCHILL SPACEにはマッサージとシーシャができるゾーンが!!!!!読んで字のごとくではありますが、大自然の中でこんな体験をできるのはそうそうないなと心の底からCHILLを楽しみました、、、笑。
マッサージは側に設営されているテントの中でしていただけます。自分は20分のコースを体験しましたが、体の疲れめちゃくちゃ取れました、、、。最後のレイブの前にここでマッサージしておいて本当によかったなと思います。お店は男の方一人と女の方一人でやられていて、普段は山形でお店を開かれている様です。(再訪した時のためにちゃんと名前聞いておけばよかった。)
そして何と言ってもこのシーシャが熱かった、「あかね」はもともと早稲田大学戸山キャンパスの目の前にあったシーシャバーで、いわゆる交流スペースだったのですが、後継者がいなくてお店を閉じていたそうなのですが、この岩壁音楽祭で復活した姿を見ることができました。
当日は人気がすごすぎてちゃんとこのスペースでシーシャを吸うことはできなかったのですが、初めて会う人同士がシーシャを吸いながら交流をしている様子や、途中からギターを引っさげて宇多田ヒカルの歌をカバーして演奏しだすお姉さんなどいたりして非常に盛り上がっていました笑。ほとんどミニライブ状態でした笑。
イベントを終えて
最高なロケーションで最高な音楽を聞き、現地のフードを堪能したわけですが、今回の様に日本にはまだまだ要素をプラスするだけで魅力的になる様な場所がたくさん眠っているのではないかと思いました。自分が今回このイベント知ったのも主催が大学の先輩であったことからですが、イベントに行かなければこんな素晴らしい場所があることを知ることもありませんでした。個人の主催でここまでのイベントができるのかというところに正直驚いていますが、こんな素晴らしい機会を提供してくれたことへの感謝と経験がなかったとしても、想いで何かを起こすことのできるパワーに感動しました。
スクリーンショットなどの少し見づらい画像でお送りさせていただきましたが、
来年もどこか別の場所で開催されるかもしれないとのことなので、楽しみに
しています!!!
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