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SESでよかったなと思うところ

1年ほど前までSESで働いていたので、個人的にSESで働いてよかったなと思うところを書いていきます
自分の環境は、一般のものとは異なるので参考になるかは分かりません


技術的な成長が格段に早かった

SESの前後で受託と自社開発を経験しているのですが、そこと比べて技術のキャッチアップの速さがSESが一番早かったと思います

理由は高難易度の案件に1人で入れられたからです
客先にも技術が分かる人がおらず、客先常駐だったので自分ができないことでも自分でなんとかするしかありませんでした

また、10年分のアップデートだったため、開発環境が4年前にサポートを終了しているためかパッケージのインストールや更新ができない状況だったのでネットにあるやり方が通用せず、中盤まで客先と交渉してみてもエンジニアとして当たり前に使用しているようなGitなどのツールの使用が認められなかったのでそれも難易度が上がった理由になります

逆を言えばネットにやり方の情報がなくてもいろいろ自分の頭で考えて検証して最終的にはエンドユーザーとのテストができるまで動くアプリを作ることができました
かなり自己流になってしまいましたので、みる人が見ればダメな部分が大量かと思いますが、客先が用意した納期もかなり無理がありその中でのベストを尽くしました

メンタル的に強くなった

客先の方はエンジニアの方ではなく、開発には詳しくありませんでした
そのためGitやDockerなどのエンジニアがよく使用するツールは交渉してもなかなか使用が認められず、一般的な開発手法とは程遠いやり方を求められました
そのため、ネットには情報がなく進捗も悪い状態が続き当時はかなりメンタルを病みましたが自分の担当する範囲までは完走することができました

そのため今では開発がうまくいかない状態であっても、Gitが使えたり、ネットに情報があるやり方を検証することができるというだけで、動かないアプリをネットに情報がない環境でも動かすことができたのだから、少しでも情報があるだけでも恵まれていると思うようになり、上手くいかなくても当時の経験をもとに色々考察できるようになったので、進捗が悪くてもベストを尽くしているから気に止む必要はないと思えるようになりました
(もちろん上司と情報共有や進捗の相談は必須ではありますが)

法律関係に強くなった

あまりエンジニアとは関係ありませんが、色々SESやエンジニアとして法律のNGなことに詳しくなりました

すべてのSESというわけではないのでしょうが、ネット上で囁かれているような法律的にグレーやアウトに感じることは経験しました
自己防衛的な意味でも会社や客先でこれって法律的にどうなんだろうということはググったりしているうちに結構詳しくなったなと感じています

また、法律に関心を持つことは勤め先やその先のユーザーに迷惑をかけないために必要な知識だと思っています

例えば2022年4月1日に施行された改正個人情報保護法でCookieが規制対象となりました

SESや受託企業は自社で使用するサービスではなく、客先に納品するシステムを作成しています
法律違反のものを納品してしまえば、最悪訴訟や客先の倒産になる可能性がありますし情報漏洩してしまえば取り返しがつきません

実際エンジニアとして働いている中で、嘘のようですがクレシットカードや個人情報をGETメソッドで送信や平文パスワードになっているのを見たことがあります

見たのとは別件ですが平文パスワードのニュースもよくありますし、知っているとCookieや個人情報の扱いにも慎重になるのでメリットとして挙げさせていただきました


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