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Hangoutmeets(職場の大学主催)に参加。5月以降の授業再開への課題

今日、ついさっき職場の大学主催のHangoutmeetsのワークショップに参加してきた。使い方云々の話が最初の45分くらいで、後半の45分が、今後授業をどう行うか、という大きなテーマが議論になった。

参加者は主に大学の教授会のメンバーだったけど、事務職員とか、私にみたいに附属高校の教員も参加してた。

参加してて思ったのは、タイトルにもあるけど、本当に5月以降に「対面式授業」は開始できるのか、という疑問。

大学側は、「対面式はほぼ不可能」という結論に落ち着きつつ有り、でも他大学と違って、うちの大学は実技系の大学。つまり、直接対面しないと授業すら成立しないし、技術も下がり続ける、という負の連鎖になってしまう。

附属高校としても、決して他人事ではない。だって、うちも「普通科」じゃない、実技系(専門科といいます)の高校だし、教育課程の半分は実技系で埋まってると言ってもいいくらい。

加えて、当然、高校の必修科目の授業が組み込まれているんだけど、40人を1つの教室に押し込めて、授業をしていく……無理だとしか思えないよ。感染を防ぐことは避けられない。

一部、「オンライン授業」の様子が私立だったり、学習塾だったり、映像がニュースで流れたりするけど、それを実現するためには、前提として、「生徒全員が無制限のインターネット受信が可能な環境下にある」ということなの。

中には、自宅にインターネットを引いてない生徒も一定数いるし、高校生だからPCの所有率も高くない。だからスマホになるんだけど、携帯電話会社の通信回線を使うと、急にリミットがきたり、無制限プランに入ってない生徒もいたりする可能性もあったり。あとは、PCとスマホを比較すると、どうしてもPCのほうがオンライン映像受信ってなると、安定するよね…。

そういう問題点がすべてクリアになって、初めてオンライン授業を学校は提供していいはずなんだよね。だって、一人でもそうじゃない生徒がいれば、不公平が生まれて、それは公教育として意味をなさなくなるんだもん。

参加前は、初めて使うツールだし、どうなんだろうって思ってたけど、参加してみて、大学側の問題点を共有できてとっても有意義だった。

改めて、5月GW明けの授業開始に不安がよぎったことになったけど・・・

またこれは教員間で議論だな、きっと。

小・中・高(または大学)の先生方、大変だよね、今。私も対策を考えると頭がいたいけど、力を合わせてやっていきましょ。


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