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今日のつまずき英文(20221007)後置修飾する形容詞句AとBの連結

Sakuraです。今日のつまずき英文。今回は、andの接続についてちょっと悩みました。

素材は共通テスト演習問題集、第6問Bタイプの問題から。
EUにおけるプラスチックバッグ削減に関する英文です。

Reducing the consumption of plastic bags, however, is just one element of the move towards more sustainable consumption and to reduce the leakage of plastics into the environment.

私的にややこしかったのは、andが結び付けているAとBを見つけることでした。
通常、等位接続詞andは、語・句・節について、同じ働きのもの同士を繋げるというルールがあります。たとえば動詞と動詞を結び付けているのであれば、現在形と現在形を結び付ける、などです。

この場合は
S+ V1
       and
       V2
のように、共通のSを持ち、同じ時制の動詞V1とV2を繋げることになります。

この英文の場合は、andの直後が不定詞になっているのですが、andの前の文を見ても、不定詞は見つかりません。よくあるのは、不定詞と不定詞を結び付けているパターンですが、今回はそれではないようです。

そう考えると、この不定詞の働きが何か、を考えることがヒントになりそうです。
見てみると、文意が「環境へのプラスチックの流出を減らす」となり、さらにその前の部分に、名詞句のthe moveがあります。
ということは、the moveを後置修飾する、形容詞句ABをandが連結している、となり、toward…とto reduce…が、一見すると違う構造を持つ前置詞句と不定詞句が、機能上は形容詞句としての共通点を持つことに気づきます。

整理すると下のようになります。

…just one element in the move towards more sustainable consumption (A)
                                                   and
                                                   to reduce the leakage of plastics into… (B)

特に大学入試での英文では、andの使い方に特に気を遣って読んでいく必要がありますが、今回のような結び方には注意が必要だということですね。

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