澤への道は遠かりき

いやー、かっこいいよね。澤選手。
次女がめっちゃ憧れているのも頷けます。たまたま、女子サッカーのイベントで昨年の夏にお会いすることが出来て、その時の写真を引き伸ばして部屋に飾っています。マラソン大会や重要な試合の日の朝はその写真に拝んでから、家を出ています(澤さんまだ生きてますが!まるで神様扱い 笑)

澤選手を目指す!言うのは簡単ですが、、、現実が見えてしまうとなんてその道程は遠いのだ…と途方に暮れてしまいます。「サッカー選手になりたい!」「日本代表になりたい!」は小学生のよくある夢なんですけど。サッカーでいうところの日本代表って言うのは、だいたい21歳くらいから〜30代くらいの人までいると思うんですけど、当たり前なんだけどその年齢になったら「あなた日本代表ね!」と言われるわけじゃないんですよね。多くの人がそれより前の年代で既に日本代表に選ばれている。U-20、U-18、U-17…とあって、U-13、U-12ってあるんですよ。U-12はまだ日本代表18人とかまでは絞られていないけれど。例えば、なでしこジャパンU-13のキャンプに呼ばれたメンバーを見ると、GK9人、フィールドプレーヤー48人。その中でおそらく関東からは9名。そのほとんどが、なでしこリーグの下部組織に所属しています。んならなでしこリーグの下部組織狙えばいいじゃんと思うじゃないですか。埼玉県でいうと、U-13の日本代表の関東勢のほとんどが浦和レッズレディースジュニアユースの子が占めています。その浦和レッズレディースに入るのがどんなに難しいか。セレクションが6年生時の9月か10月くらいに行われますが、セレクションから受かるのは1人とか2人とか言われています。ほとんどが既に内定しているためです。それでも1人か2人の枠にゆうに100人を越える人数が応募してきます。(これでも男子よりは倍率低いかな…)これ、中学受験で開成や桜蔭目指すより難易度高いのでは…と思ってしまいます。浦和レッズレディースは2次セレクションまで(男子は4次とかまであるらしい!)なんですが、1次で100人超→10人くらいに絞られます。(怖い!)内定、とまでいかなくとも、2次セレクションから呼ばれる人もいるそうです。
 セレクション前に内定、もしくは目をつけてもらいセレクションに呼ばれる人ってどういう人なのか、というと。県代表とかになるような強豪男子チームでスタメンで出るような子です。またこれも詳しくは後々書きますが、トレセン制度というもの(要は選抜制度)があって、市トレ→地区トレ→県東西南北トレ→県中央トレ(県代表)→関東代表みたいになっていて。浦和レッズレディースに受かる子はほとんどが県中央トレセンの子です。そして、これ最近知ったんですが、うちの地区は女子の人数が少ないからか、女子の市トレ地区トレが存在せず、そこまでは男子と同じステージで戦わなければいけないんですね。女子枠というのも無いそうで、男子の代表と同じレベルで選ばれなきゃいけないんです。先月市トレの選考会がありましたが、150人くらいは来てたかな、その中で選ばれるのは20〜30くらいでしょうか。ほとんどが男の子(女子は7人くらいだったかな)その中で選ばれることがいかに大変か。それで、やっとはじめの一歩。日本代表ってその頂点にいるんですよね。当たり前っちゃ当たり前なんだけど。上を見上げすぎて首がもげそう。
 もちろん、このルートはエリート中のエリートルートで、U-20くらいから代表に呼ばれる人もいるし、高校の部活からプロになる人もいる。でも男子より女子の方が高校大学のサッカー部からプロのルートが少ないように思う。プロの受け皿も少ないからかな。さらに恐ろしくは、このU-15以下で代表になっていてもプロになれない人もいれば、プロになっても数年で放出されてしまう人もいるという事実。サッカー選手…恐ろしい子…!!
 無邪気に「日本代表になりたい!」という次女を応援したい気持ちと、現実を前に途方にくれる気持ちの間で、今日もお母さんはとりあえずお金を稼ごうと思います。

※この下に記事はありません。投げ銭してくれる奇特な方用です。


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