見出し画像

大人脳と子供脳

子育てするときによく思うことは、
お互い完全に平等な関係
だってこと。

子供が6歳なら親のキャリアも6年(2人目、3人目なら別だけど)。
つまり、子供も大人もいわゆる同学年。
でも、語彙力、知識量、人生経験すべてにおいて大人の方が強いので、
子供の気持ちを無視して、大人の考えを正当化し、子供に強制することが
簡単にできてしまう。
最悪、怒って子供を泣かせて「ごめんなさい!」って服従させることも
できてしまう。

要は、

ライオン と ネズミ くらいのチカラの差があり、すべてにおいて子供が勝てる場面はない!

ここをしっかり自覚しないと、大人は自分のチカラを勘違いしてしまう。

例えば、遊んでばかりで子供がなかなか夕食を食べない。
こういう状況って、だいたいはこんな感じじゃないのかな。

『あー、今日も疲れた(イライラ)』

『食べ物で遊ばない!遊んでないで早く食べなさい!(イライラ)』

『あー、そんな汚れた手で壁とかペタペタ触らないで!
壁が汚れるー(イライラ)』

ここで子供脳を加えてみる。

『あー、今日も疲れた(イライラ)』
何かママ、顔が怖いなぁ、怒っているのかなぁ、心配だな

『食べ物で遊ばない!遊んでないで早く食べなさい!(イライラ)』
この食べ物の触感って不思議だな。面白いな

『あー、そんな汚れた手で壁とかペタペタ触らないで!
壁が汚れるー(イライラ)』
なんで触っちゃダメなんだろう、ご飯のとき以外は怒らないのに

子供の行為に悪意はどこにもない。
親のイライラに対して、子供の心は純粋そのもの。

いろんな場面で大人脳と子供脳には大きなギャップがあって、子供は親の言っていることに対して、「???」と感じることが多いんだろう。でも、それを上手に伝える手段を知らない。

さて、先ほどのケースに戻ると、
「私は疲れているの、分かってね。だから遊んでないで早く食べてちょうだい。壁の掃除とかも大変だから、汚い手で壁とか触らないでね、お掃除とか余分な仕事増やさないでね」というメッセージが込められている。

でも、、、

「ママ、今日も1日疲れているんだね。だからママが早く休めるようにさっさと食べるね。手が汚いとママ掃除大変だから、箸とかスプーンを使って上手に食べるね、ごめんね」

子供にここまで忖度させることを望んでいる親なんているんだろうか。
単に、大人の事情で疲れてイライラが溜まっているだけ。
でも、子供には語彙力、知識量、人生経験がないから全く理解できない。
親も子供も両方にとって、かわいそうな状態。

日常生活、いろいろとイライラすることもあるけど、ちょっとだけ自分が子供のときを振り返って子供脳のスイッチを入れてみると、子供目線で世界が見えてくるかも。

ちなみに、僕は子供脳スイッチ超得意です!笑



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?