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パン屋を襲う - 村上春樹

私が生まれる少し前に書かれた短編が、改変を加えて書籍化されたらしい。

個人的に、気に入った。(いつもチープな表現におさまってしまう。)

若くしてパン屋を襲った男が、不甲斐なく強盗未遂に終わり、時を経て奥さんと再度襲撃に向かう、一見突拍子もない設定。

この奥さんがかなりの度胸で、男を上回る勢いで因縁、呪いを断つべく邁進していく。

その大胆不敵さに敬意の念を抱かざるを得なかった。

村上さんは、愛着の湧かざるを得ない人物像を作り出す達人だよな〜と素直に感じ入りました。

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