#387 長期オフ突入
約3カ月の春シーズンが終わり、夏合宿前の長期オフに入った。
1カ月少々全体練習が休みになり、次ラグビー部の活動再開は長野県菅平で行われる夏合宿。
それまでは自主トレを行い、ハードな夏合宿に備えなければならない。
先輩の話によるとこのオフシーズンを有効活用せずに夏合宿を迎えると地獄を見るらしかった。
週に3~4回はグランド脇にあるウェイトルームにウェイトトレーニングを行い、その後グランドで走るトレーニングを行う。
ウェイトトレーニングをしない日は家の近所を走りに行くことにした。
8月に行われる夏合宿の過酷さは想像がつかなかった。
ただ春シーズン全く歯が立たなかった相手に秋以降勝てる様にするのはそう簡単ではない事は分かる。
先輩方の話以外でも、早稲田ラグビー関連の書籍で散々夏合宿のハードさは綴られていた。
7月は大学の前期試験もあり、練習が休みだからと気を抜くことはできない。
とは言え、長らく続いた毎日の緊張感に包まれる生活から少し解放されたことは嬉しかったし、ホッとした。
ラグビー部同期と飲みに行くのはもちろんの事、大学の友人達とも飲みに行き楽しんだ。
7月初めに北風祭というラグビー部OBをもてなす会が行われ、1年生はOBチームとの試合。その後、ラグビー部寮の庭で、食べ物や飲み物を準備し、OB達に振る舞う。僕はとうもろこし係で、大量のとうもろこしの皮むきを行い、そのとうもろこしを寮の食堂で茹でる。その茹でたとうもろこしをにタレを塗って焼いて、提供する。
7月の真夏の猛暑の中、OB戦の後、すぐにとうもろこしを焼く火の暑さと格闘しつつ、汗だくになってとうもろこしを焼き続けた。
ある程度、用意した食べ物や飲み物を振る舞った後、部員達が一発芸や腕相撲大会などを披露し、OB達をもてなす。
(僕らの時代は完全に非公開の行事だった。ここ最近の北風祭はグランドのある地域の方々及び応援して下さるファンの方への感謝を込めてもてなすイベントに変わった。)
続く…
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