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【番外】全国大会優勝した教え子との思い出

全国高校ラグビー大会で優勝した教え子の話となります。

彼が小学校5年生の時、当年2月に行われた小学生のラグビー全国大会に出場した当ラグビースクール6年生の学年で、全国大会を目指していなかった子が疎外感を感じた事を理由に途中で退会。(基本小学校6年生で出る大会なのですが、彼は6年生に交じって先発メンバーで出場していました)
その事が大問題になり、全国大会予選出場を取り止める議論を練習後のミーティングで約1カ月半に渡り散々しました。翌年度6年生のヘッドコーチを務める僕は何と全国大会を目指せる方向で議論に参加しました。
いろいろな制約やルールを設定し何とか出場する方向に持っていけた経緯がありました。
小学生のラグビースクールでは上手い子たちを集めて選抜チームを作ることが基本禁止されています。全ての子供達に平等に出場機会を与え、チーム編成も実力差の偏りが少ない様に編成しなければなりません。
その3年間でリーダーとしてチームをまとめ、プレーでも精神的でもチームの支柱となってくれたのが彼でした。

コーチングにおいて、コーチから直接子ども達に伝える以外にチームのリーダーに僕が伝え、そのことをリーダーから子ども達に伝えてもらう方法を使い分けていました。その為、その彼とは良く話をしたことを覚えています。
プレーでは常に3人分の働きをしてくれ、抜群のリーダーシップで心身共にチームを引っ張ってくれました。

僕は小学生の時から彼の体があまり大きくなかったので、その事だけが今後のラグビー人生においてマイナスとならない様少し心配していました。
しかし、その心配も不要だった様です。
決して大きくはない体でもそんなことを気にさせないプレーぶりを見せてくれています。グランドで放つ抜群の存在感がより磨かれていました。
彼のこれまでの絶え間ない努力が想像できます。

僕はとても励みになり、背中を押された気持ちです。

僕も教え子達に誇ってもらえる様なそんなコーチである為、今年も張り切って自分を高めて行きます。

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