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week21

月曜日。
先週の月曜日に続いてまた雨だ。先週の月曜日に1時間ぐらいネットの大海を彷徨い釣り上げた、私の身長に合いそうなだけどちょっと小さすぎるかもしれない傘の出番。
小さいけど、そんなに強い雨ではなかったのもあり、カバンも濡れずにすんだ。
だけど、やっぱりどうにも見た目が小さいので、側から見たら「小さい人が小さい傘さしてるな」となりそうで、そこはかとなく恥ずかしい。

火曜日。
熊本土産でもらったクッキーを食す。
以前くまモンの中の人が、人が座りかけている椅子を引いてその人を転ばせぴょんぴょん飛び跳ねている映像を見て、それ以来くまモンのことが好きじゃない。
ニュースかなんかでくまモンが出てきたところで、今見てるくまモンの中の人がその人なのかどうか判別のつきようがないんだけど、やっぱり胸がざらざらする。
つい最近「旦那様に無痛おねだりするか」と発言した男性が出てる洗濯洗剤のCMも全然清潔感がなくなってしまって、見るのもちょっと嫌で、降板してくれないだろうかと思ってしまうレベルである。
クッキーは美味しい。

水曜日。
「嫌い」という言い方をすることはあまりなく、「苦手」とか「好きじゃない」という言い方をすることがほとんどだ。
なんでだろうと考えてみたところ、私の根底には、人の気持ちはすぐ変わるというものがあり、それに加えて「苦手」が「好き」に変わるのは褒められてしかるべきことだけど、「嫌い」が「好き」に変わるのは何か敗北感があるという負けず嫌いがあるのではないかと思い至った。
だから「嫌い」とは言わずに「苦手」というのではないか。気持ちが変わった時の予防線として。

昔の少女漫画でよくあった、第一印象は最悪で嫌ってたのに、あるきっかけで恋に変わるという展開が嫌だった。嫌なことをいわれて嫌なことをされて主人公に感情移入し、一緒に憤ってたのに、「裏切るのかお前は?」というような敗北感があった。
なんていうようなことを考えていると、人の気持ちは変わるものだけど、私の中で「嫌い」という気持ちは変わるものではないのでは、素直にまっすぐ「嫌い」と言っていいのではないか、と思えてきた。

木曜日。
「雑に扱ってくる人を大事に扱わない」を頑張っている。油断すると大事にしちゃう。大事にすることを我慢するより大事にしちゃった方が早いのではないかというくらい。雑に扱われるのも疲弊するものだけど、長年染み付いた「大事に扱う」という習慣に抗うのも疲れる。

金曜日。
ずっとメロディとして聞こえてたものが言葉として聞こえてきて、もう何度も聞いてたはずの歌詞に、「いいなぁ」と感動する。

踏み台にできるものなんて一つもない
やになるほどずっと覚えてる



土曜日。
兄家族といちご狩りに行ってからのY2K新書実写版。
今日も兄家族の良い家族写真やら良い動画が撮れる。誰にも褒められたことはないけど、私はこうした写真や動画を撮るのが上手い。
兄家族の写真ばかり撮っていたので苺の写真はない。


日曜日。
流行り物に無関心の方が硬派でかっこよく見えるけど、ある程度流行りに乗っておいた方が、それが思い出装置になっていい。
昨日のY2K新書の3人の楽しそうな話を聞いていると、ドラマに夢中になるとか服をブランド買いするとか、そういうのも全部いつか誰かと「そんなのあったね」と話すための思い出作りにもなってるなぁと思えて、そんな話ができる人がいることが心底羨ましい。

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