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大丈夫じゃない日。

気がついたら12時間寝ていた。
今日は明日返却の図書館本2冊のうち1冊を読み終えて、もう1冊を読み始めるつもりだったのに予定が大幅に狂ってしまった。

昨日の夜寝る前は余裕でその予定を完遂するつもりだったのに、こんなに寝てしまうような予感なんて微塵もなかったのに、次の日になってみないとその日の体調がわからないことが多くて困る。

「眠い時は体が休みたがっている証拠なので、ゆっくり休みましょう」という言葉を思い出し、気づかないうちに溜まってた疲れを癒そう、回復しようといっぱい寝てくれたのだな私の体は、と思うことにする。私の体は私の頭より賢い。

『大丈夫倶楽部』という漫画が全話無料になっていたので読み始めた。ゴールデンウィークって漫画アプリで色んな漫画が全話無料になるのかな。去年の今頃は『ゴールデンカムイ』を読み続けて目がしぱしぱになっていた気がする。

『大丈夫倶楽部』という漫画は主人公が「大丈夫」になるための研鑽を重ね、大丈夫になることが趣味という、日々の生存戦略というかセルフケアの様子を描いた作品。
「大丈夫になること」を目標にしてるので、描かれてる部分は、「大丈夫じゃない」部分が多くて、その大丈夫じゃなさが胸に刺さる。

割と大丈夫な時に、大丈夫じゃない日のための備えをしておくことが大事で、それは私にとっての冷凍食品とかレトルト食品を備蓄しておくことなのだけど、最近は油断していて、パスタソースぐらいしかなかった。

12時間寝てもまだまだ眠くて、また寝て起きて本読んだら、また眠くなったけどお腹も空いてきたから起きたらパスタを茹でよう、パスタもパスタソースもある、大丈夫と思いつつ寝て、起きたけどまだ起き上がる気力は湧かず、起きたらパスタを茹でよう私にはパスタもパスタソースがあると思いつつまた寝る、ということを数回繰り返した。

正直パスタ茹でるのも面倒で、できれば冷凍パスタがよかった…と鍋で湯を沸かしつつパスタソースを取り出したら、トマトソースじゃなくてチーズソースだった。ベッドの中で「私にはパスタソースがある」と思ってた時に頭の中で思い浮かべてたのはトマトソースだったのでちょっとショック。

いつもだったらちゃんとパスタソースは器に移して電子レンジであっためるんだけど、パスタ茹でるのさえ面倒な今日はとても無理で、パスタを茹でる鍋に入れて一緒にあっためてしまう。体が辛い時は普段気になることも気にならなくなる。

元気な時は鍋で一緒にあっためるのはなんか嫌で、どっちが本当の私なんだろと思う。元気な時の私の神経質が本当なのか、それとも元気な時は誰にというわけもなく、見栄を張っていて、体がしんどい時のズボラが本当なのか。

間違えて150グラム茹でてしまって、でも食べるしかなくお腹がいっぱいすぎてちょっとしんどい。なにをしているのだろう私は。ただでさえしんどい時に。

今よりちょっと大丈夫になって、買い物に行けるようになったら、今度大丈夫じゃなくなった時のために冷凍パスタを買いに行こう。あとアイスも常に備蓄しておこう。

もっともっと大丈夫になりたい。まだまだ伸び代がある。


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