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健全な部屋で

布団にくるまり、ベッドに横になる。
枕は半分に折って、少し高い位置に頭をやる。
頭には星野源のNothingが流れている。
しかし実際に聞こえるのは布団の擦れる音、外の小川の流れる音、微弱な耳鳴り、時折聞こえる遠くで車の走る音、そしてお腹の空いた音。
何か食べようか。
足がじたばたと動きを止めない。これは単に食べ物に向かうために足が勝手に動いているのではなくずっと、ずっとだ。動き続けている。
じっとしていられないのだ。散々歩いているというのに足りないみたいだこの脚は。
今度骨折するほど歩いてやろう。
足がこんなに動いても上半身がピクリともしない。左肩がベッドに吸い付いたまとれないみたいだ。ほわ〜。大きなあくび。
お腹が空いたなあ。

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