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不安は具体化する

「ロボットから人間になった僕」のシリーズ、今回は「不安は具体化する」という内容をお送りします。
これもナリ心理学から学んだのですが、めっちゃ大事だなって思ってます。

曖昧だから不安

不安なことってありますよね。もちろん僕もあります。
それで、なんで不安なのかと考えると、「どうなるか分からないから不安」「悪い結果になるかもしれないから不安」
ということなのかなと思います。

これってよくよく見てみると、分からないから不安、つまり曖昧だからってことなのかなと思います。

「○○だったらどうしよう」→○○になったときの結果が分からないから不安
「○○でも大丈夫かな」→悪い結果になるかもしれないから不安

という感じかなと思います。

不安を具体化する

曖昧だから不安なのであれば、不安が具体化されれば解決の糸口が見えそうです。

「なぜ?」を繰り返す、という方法も聞いたりしますが、
「何が不安?」→「そのことの何が不安?」→「そのことの何が不安?」→
と繰り返し質問してみてください。

「なぜ不安?」→「そのことはなぜ不安?」→「そのことはなぜ不安?」→
という質問でも良いかもしれません。

「それ本当?」という質問も良いでしょう。

そうすると、最後にたどりついた事象に対して、「それってこういう解決策があるんじゃない?」といった具合に、解決策を探す・実行するという工程に移れるかもしれません。
具体化されれば、その解決策を誰かに相談することもできます。

もしくは、「それって案外大丈夫じゃない?」と思えるかもしれません。

それと、最悪の事態が起こったらどうなるか?を考えてみると、
死にはしないですし、案外その事態は起こらなかったりします。

じゅんじゅんの例

僕がシェア会のスライドで挙げた例で考えてみます。

「じゅんじゅんの人生振り返り(2019年)」で、退院後仕事に就いた話が出てきますが、
実は仕事が始まる直前、服用している薬の副作用が増してきて、一時的に朝起きられなくなりまして、
「仕事が始まって、朝起きられなかったらどうしよう?」という不安が生まれました。

これを具体化して考えてみました。
「朝起きられないことの何が不安?」→「仕事に行けない」
→「仕事に行けないことの何が不安?」→「怒られる」(A)、「実際に働けない」(B)

ここで枝分かれします。
(A)「怒られることの何が不安?」→「いや、謝ればいいのでは?」(解決策)
→ずっと起きられなかったら?という質問は(B)につながります。

(B)「実際に働けないことの何が不安?」→「辞めなければならない」
→「辞めなければならないことの何が不安?」→「昼からのバイトを探せばいいのでは?」(解決策)

というわけで、「謝る」「昼からのバイトを探す」という解決策が出ました(あくまで僕の結論です)。
質問の階層が浅いので、あまりいい例ではないかもしれませんが…

と、ここまで書いてきましたが、実際には、薬を減らして朝起きられるようにした、というオチだったりしますが(すみません)。

でも、考え方として、こういうふうに考えてみるのはどうかな、という方法の提案として受け取っていただけたらと思います。

お金の不安も具体化するとよい

お金に関する不安も、具体化することで解決に向かうと思います。

「お金がない」とは、いくら足りないのか?を具体化してみてください。
何にいくら必要か?ということが分かれば、そのギャップを埋めるための行動(収入を増やす、支出を減らす)が必要といったことや、実は大丈夫だったといったことが分かります。
僕は、家計簿アプリで毎月の収支や支出の内訳を記録しています。

また、やりたいことをやるには具体的にいくら必要か、調べることも有効です。
漠然と「やりたいけどお金がない」ではなく、「○○したいけどいくら足りない」ということが分かれば、そのお金を得るための行動が見えてくると思います。

ちなみに、「お金がない」という不安の原因が、人の目を気にしている、という場合もあるかなと思いますので、その場合はこちらの記事を読んでみてください。

紙に書き出して考える

こういったことを、頭の中だけで考えようとしても、なかなかうまくいかなかったりします。

なので、そういうときは紙に書き出して考えてみてください。
「ノートとペン」という言い方もしますが、誰にも邪魔されない空間で、ノートに書き出してみる、
というのをやってみてください。
誰も見ない、専用のノートを用意するといいと思います。

ただ単に、頭の中で思っていることをひたすら書き出すのも、いいかもしれません。
その場合、例えばルーズリーフに書き出して、書き終わった後は捨てるというのも考えられます。

誰にも見られたくないことも、ルーズリーフに書き出す→終わったら捨てる、というのがいいかもです。


そんな感じで、不安は具体化してみましょう。

読んでくださり、ありがとうございます!!

Photo by David Travis on Unsplash