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「女の子のほうが育てやすい」は本当?表現方法の男女差について

2歳の娘は、最近特に「語彙力」の成長がめざましいです。

「自分でやりたい」欲が強く、何をするにも「Mちゃんがやるっ!!Mちゃんのだからっ!」とものすごい勢いで主張する。かといって、いつもやってくれている「おかあさんのパジャマのボタン付け」をこちらから「やって〜♡」とお願いすると、「かたいからね〜(^-^;) ………ほらっできたよ!おかあさんもやってみ?」と私にもやるよう促し、私が留めれると「できたねーー( ´▽`)!!」と褒めてくれます(笑)。私や保育園の先生の言葉遣いを真似してるな〜と思うことが多いです。

おとうさんとおかあさんが話している時、前はよくヤキモチを妬いて「しゃべっちゃだめ!しーーっ!」と妨害してきたのですが、最近は話の内容が少しだけわかるようになったのか、「ん〜?なんのはなし?なにゆってたの?!」と会話に割り込んでくるようになりました。娘にもわかる言葉でもう一度説明してあげると、すごく嬉しそうに「うん!!」と言ってくれます。

語彙力とともに、人間的にも成長している感じです。色々分かってきたから語彙力が増えたのか、語彙力が増えたから思考が深くなったのか、どちらが先かわからないくらい、娘にとって「言葉(を使って話すこと)」は重要みたいですね。だいぶ「人となり」が見えてきて、彼女の人格を尊重しながら観察を楽しむことができるようになってきたかも。


幼児の行動パターンの考察

周りの小さな子供を観察していると、どうやら幼児の行動パターンには「思考→行動直結型」と「思考→言語化重視型」の2種類あるような気がしています。
※個人的な勝手な分類です

◆思考→行動直結型
興味のあるものに対して真っ直ぐに、即座に行動できる。周りに見られて恥ずかしいとか初対面だからとか関係なく、あっあれなに?いこー!って感じで考えるより先に体が動く。難しい言葉を覚えるより先に「相手に話しかける」という行動=コミュ力が身に付いているタイプ。

◆思考→言語化重視型
あっあれなに?と思ったらまずいろいろ考えて、これって○○っていうんだ、みんな見てるかな?さわっていいやつ?「行ってみる?行きたい?」と言われたら「うん」と言って、それからはじめて行動できる。思考を言語化することにとても時間をかけて、言語化できることそのもの(個々の名称や行動の呼び名を覚えること)に喜びを感じている。

娘は完全に後者の言語化重視型!!今でこそマシにはなったけど、1歳になりたての頃は公園に行くとまず「人間観察」をしてじっと動かず、観察に満足してから遊び始めるという感じでした。初めての場に行っても、なかなか動かずじーっと周りを見て、その場に打ち解けるまでに30〜60分くらいかかることも。

すぐに場に馴染める子と比べたら、娘は「引っ込み思案」?「慎重派」?と思っていたけど、その「人間観察」の時間にたくさんの視覚的インプットをして、一生懸命思考を言語化しようとしていたのかもしれない。その性格のせいか、言葉を使うのが早かったと思います。


やはり、脳の作りに男女差は存在するみたい…?

性差などなくフラットに子供を育てたいと常々思っているけど、周りの子供たちを見ていると、「思考→行動直結型」は男の子が多く、「思考→言語化重視型」は女の子が多いと感じます。残念ながら性別による内面の(脳の)違いというのは確かに、あるみたい。

先輩ママが口を揃えて「男の子より女の子の方が育てやすかった」と言っていたのはつまり、言語型の方が「見た目の動きがゆっくりなので行動が予想しやすく、言葉による意思疎通が早くから取りやすい」という、親が助かる要素が単純に大きいってことなんだなぁ、と分かりました。


性別による違いはあれど、「その子らしさ」の方を重視していきたい

でも、こういう性別的特徴にももちろん例外はあるわけで、「男の子だから」「女の子なのに」とその枠に最初からはめて見るのが良くないんだと思います。別に多数の枠から外れていたってその子の素晴らしい特性だし、大抵は少なからずどちらも兼ね備えているものだし。

性別による違いと特徴は確かにある、と理解した上で、「女の子らしい特徴」「女の子らしくない特徴」などではなく、「その子らしい特徴」と考えることができたら良いなって思います。