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消えたデータはよいものだったような気がする

スマホが壊れて機種変更をしたが、データの最終バックアップが去年の10月24日だったため、スマホをその時点に復元せざるを得なかった。

とはいえ、昨年10月の時点から大きなアプリの増減はなかったようで、特に困ることはないかと思っていた。ログアウト状態になっているのでログインをしなおす必要があるものの、パスワードを忘れていて再設定しなければならないなど、ちょっとしたトラブルはまだあるのだが。

しかし昨日、あるアプリを開いて気付いた。「メモ」アプリのデータも、当然、10月24日分までしか保存されていなかったのだ。メモアプリには主に短歌を書き留めていた。そこで少し寝かせてnote上に載せることもあった。それらが失われてしまった。何首か書いてあったはずだということしか思い出せない。

思い出せないくらいなら、たいしたものではなかったのだ。と言うこともできるが、そんなことはないと思う。大事なことでも人はすぐ忘れる。つらいことでも平気で忘れる。一晩寝れば大抵のことは忘れる。人の忘却力を甘く見てはならない。よって、消えたデータの中に、素晴らしい一首があったかもしれないのだ。もったいない。すぐに発表しておくべきだった。残念だ。

誰の目にも触れることのなくなった今なら、何とでも言える。


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