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買ってよかった袋

買ってよかったと、日々実感している物がある。それは「消臭ポリ袋」だ。

大日産業株式会社「消臭ポリ袋」

「え……?」と思ったあなた。
「トイレで普通に使うよね?」と思ったあなた。
「もっと他に何かあるでしょ?」と思ったあなた。
これから、私が「消臭ポリ袋」を今年の「買ってよかったものオブ・ザ・イヤー」に選出したわけを書きたい。

まず、私はトイレのゴミ箱に黒い袋を使っていなかった。レジ袋が有料化されるまでは、お店でもらった袋を使っていたのだ。ご存じのとおり、2020年の夏頃からはポリ袋がもらえなくなった。

しかし、その時の私は、サイズを間違えて買ってしまった小さめの白いポリ袋を大量に持っていたのだ。本当は部屋のゴミ箱にセットしたかった袋だ。なのに、部屋のゴミ箱のサイズを測っておくという基本を怠り、店頭で適当に買ったのだ。大きさは表示されていたが、何センチとか言われてもぴんとこない。家に帰って開けてみて「小さい……」となる。そんなことを何回か行ってしまった。

その小さいポリ袋を使わないのももったいないので、トイレのゴミ箱用に使っていた。しかし、このポリ袋は薄く、匂いをそのまま通すのである。つまりは、くさい。燃えるゴミの日に捨てるため、ゴミ箱から袋を外すときのつらさといったらなかった。しかしそのポリ袋はまだまだある。仕方がない。この匂いの元は自分なのだ。自業自得だ。そう言い聞かせて、週に2回の苦難を乗り切っていた。

だが、枚数があるものいつかは尽きる。小さいポリ袋が減ってきたところだった。何かの用事でドラッグストア店内を歩いていた私の目がこの「消臭ポリ袋」に止まった。ほほう。消臭。くさくないのか。白いポリ袋を買うよりは高いが、とはいえすごく高い物ではない。買ってみた。

ゴミ捨ての時に驚いた。本当にくさくなかった。すごく高い物ではないのだから、効果もそれなりなのではないかと思っていたが、申し訳なかった。ほぼ匂わない。袋の口が開き気味だったりするとさすがに匂うが、その状態でも、今までのポリ袋に比べると格段にくさくない。私のQOLが上がる音がした。

「そんなことで」と思われるだろう。だが、日常に起こるのは「そんなこと」ばかりだ。その、当たり前のように頻繁に訪れる「そんなこと」に含まれる嫌味成分がちょっとでも減らせたら、日常の快適度が上がるではないか。何度もあることなので、積み重ねると結構なプラスになるはずだ。

多くのご家庭で、トイレのゴミ箱用には黒い袋を使っていることと思う。何を今さらという主張ではあるが、もし、普通のポリ袋を使っていて、なんか不快なんだよね、という方がいらしたら、消臭効果のあるポリ袋を使ってみてほしい。ちょっとのことなのに結構いい感じになれると思う。

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