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海外協力隊活動日誌🇩🇴128日目「日本ならアウトな授業」

今日の振り返り

今週もニルサに誘われて火曜日の教育実習訪問へ。
ニルサの車で学校へ。
車内の会話ってちょっと緊張する。

ニルサからフランスの話と、
家に招待したいと言う話をされました。

なんでもニルサもフランスイタリアスペインに行ったらしい。
コースまで同じで笑ってしまった。

少し話ができるようになって、
息子さんがいて、
前から招待したかったけれどあなたはまだ話せなくて、そろそろどうか?
と。

単純に嬉しい。
1月以降に決行するらしい。
話せるようになりたい。
頑張ろうと再決意した車内の会話でした。

ただ、今日の授業は最悪で、
先生が教室にいない。
先生だと思っていた人は、
アシスタントさんらしく、教えることができず、
子どもたちは何をすることもなく、
思い思いに活動。

日本なら自習体制を用意していくような場面でも
ここにそれはない。
自習体制って大事なんだと。
この国はよく先生がいなくなる。
だからこそ、いなくなるな、ではなく、
いなくなっても大丈夫なような対策を教えることって大切だな、と感じた。

タジェールの一回は「自習について」にしよう。

そう考えると日本の自習体制ってすごい。
小学校一年生から自習できるんだもん。
一担も六担もしていてよかった、これは使えるぞ。
そんな風に考える無駄タイム。

実習生にも、あなただったらどうする?って聞いたけど、プランを立ててやるわ。としか回答もなくて、ああ、これは変わらないなぁって感じてしまった。

でも、私が、これは問題だよ。
時間が勿体無いって話をすると、
実習生も考えていた。
この時間をなくす方法を。

そうやって見方を変え出してくれたら
私が来た意味があるなぁ。

授業の時間が終わってからも、
日本ならこういう時間はどうするの?と実習生に聞かれるなど、興味も持ってくれて
これは期待大だった。

授業時間は無駄だと感じてしまったけれど、
実習生には無駄ではなかったのかもしれない。

教育実習 I が今日で最終回らしく、
みんなでエンパナーダの会をして終わりました。

学校に戻ってからは
ダンス。
明日、何かがあるらしい。
イベントとしか分からないからつらい。

明日もフォルクローレ、踊ります。
もう私の隊員活動半分ダンスなのかもって思うくらい踊ってる気がする。

後一年続けたらめちゃくちゃ上手になれそうです笑

午後も小学校と夜間学校という、
訪問DAYのI日。

木曜日の夜の日本大使館の催し物のため、
木曜日の午後からお休みもらえました。
金曜日からは冬休みなので、
私の勤務もあと明日と木曜日の午前まで。

悔いのない2023年の働き納めになるように。
明日もがんばる!

#さやか先生の活動日誌

日本ならアウトな授業

今日も同じく夜間学校に来ています。
理由は今日は子どもたちの発表があって、
外部の人が来るとモチベーションが上がるから来て欲しいと言われたからです。

そんなことでモチベを上げてもらえるのならば、
私は少しくらいお腹が減ろうと
眠かろうと来ます。

ということで17:20に控室にいくと、
今日は2回もメリエンダを授業前にくれました。

家にも招待してもらって……
大学の先生なだけあってめちゃくちゃいい家!

しかも娘さんの職業クラリネット奏者って、
絶対普通じゃないよな。

日本でも奏者って一部の限られた人で、
さぞすごいんだろう。

今日は「家族について発表する」のがテーマ。
日本なら扱いにくいテーマだなあと思いながら、
扱いにくいとか思う日本が変なのかなあって。

扱いにくいと思う時点で差別的な見方があるってことだもんなぁと実感。

nuclear 核家族「両親とその子ども」
monoparental 片親「父親とその子ども o  母親とその子ども」
extensa 大家族「親と祖父母、従兄弟など」

どんな家族でも家族は家族で、
好きだろうが嫌いだろうが、
両親は愛してくれてるんだよって伝えることは
すごく大事なことだと思う(自尊感情の育成的な意味で)。

偏見は全くないけれど、
両親の愛がちゃんとある(曲がってない)ってだけで、もう親ガチャ(この言葉嫌いだけど)成功なんじゃないかなって思うようになりました。

もちろん片親でもちゃんと愛を持って育てられた人は素敵です。

問題は愛をまっすぐ受けてこなかった人たちで、
これは本当に問題だと思う。

産んでくれた親だろうが、
育ての親だろうが、
なんにせよ愛されて育つことがいかに大切か。

そう言う意味でも、この国は
愛はいっぱいだろう。

だから自尊感情高々の自撮り大好きーズが誕生するのだと思う笑(褒めてる、全力で褒めてる)

父の日とか母の日とか
お祝いするのはタブーみたいな
日本の雰囲気、私は好きじゃない。

なんてここでは言っていても、
日本に帰ったら、
周りに順応して、
母の日も父の日も授業では扱わないんだろうな。

でも少なくとも、
家族の愛が必要なことだけは教えたいし、
足りないなら、
私がクラスの子として愛を持って1年間は育てたい。

そんな風に思った夜間学校2日目の夜でした。

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