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海外協力隊活動日誌🇩🇴47日目


長い長い1週間が終わった。
比較されることのしんどさを身に沁みて感じた。
日本に帰った時、
子どもたちを絶対に他人と比較しない。
名前しか知らない先輩隊員を心から嫌いになる、そんな1週間だった。 

それでもあたたかい人はあたたかい。
そんな優しさも同時に感じる1週間だった。

今日は朝から昨日の実験の続きかと思って
白衣まできっちり持って行ったけれど、
レポートの説明だけで、実験はなかった……
悲しい。

朝ごはんを食べていたら
学生が話しかけに来てくれて、
次の授業は公園に行くから一緒に行こう!って
わざわざGoogle翻訳で日本語を準備して来てくれた。
沁みた。
嬉しかった。

avena

天然資源保全生物学
って訳すと出てくるのだけど、日本にもあるのかしら。
公園で保全に関する質問を5個見つけるという課題で探索。
私も一緒に活動。

「なぜこんなにゴミ箱があるのに、人はゴミをその辺に捨てるのか」
「警察官が見張っているのに、改善しないのはなぜか」
「池の環境を変えるために水草は入れないのか」
「木の幹にコンクリートを塗り付けているのはどうなのか」
「これは何?」

これは一体…

日本との違いを聞くだけで褒められる世の中。
確かに日本は割と綺麗だけれど、
天然資源保全って言われるとどうなのかな?
便利って天然資源保全とはちょっとかけ離れるのかもな。


正直、ドミニカ共和国の方が進んでることも多いと感じる日々。
例えば、女性の社会進出。
働く女の人、めちゃくちゃ多い。
大学は女の人の方が多いかも。

それに結婚してる学生、妊娠している学生、子どもを連れて授業をする先生、子どもを隣に置いて事務所で仕事する事務員さんとか日本ならキャリアにおいて子どもは重荷な感じ(これは私の偏見)だからこそ、全然日本よりちゃんと受け入れて、社会も優しい。学校で平気でいちゃいちゃしてるのは「すごい…な……」の一言に尽きるけど、若干の羨ましさが出てくるくらい堂々としてる。
定時にはどんどん帰っていくし、なんなら遅刻もガッツリ許してる。授業は時間に始まらないけど早く終わるし、これでいいのかな?ってものあるけど、学生は喜んでるしいいのかな。
でも今日できないことは明日でも大丈夫って考え方は大切だし、ここぞ!ってときの仕事はしっかりしてるからこういうのでいいんじゃないかなって思う。
バスの時刻表なんてないし、すごい待つ時もあるけど、誰も何も言わない。
レストランの提供も違ったり遅かったりするけど、大まかだし、これでいいのか?の反面、面白いなって文化として受け入れてると、日本はしっかりしすぎているなって感じる。

「これ日本でやったらクレームでしょ!笑」ってことがザラにある笑。

いいところは真似していくべきだと思うな。
定時に帰ろう。
定時以降の電話は取らなくていいし、
職場に自分の子ども連れてきてもいいじゃん。
妊娠してる学生がいても全然変じゃないし、
むしろ子どもがいても安心して仕事もプライベートも充実できるって素敵だと思う。

日々生きてるだけで勉強になる。

クッキーくれた!
いつも大盛りにしてくれる食堂のおばちゃん好き
遅刻してきた先生がくれた

今日は金曜日だからか
色んな人に食べ物を恵んでもらった。

学生はどこでも本当に優しい。
帰りに信号が渡れず困っていたら
遠くから「Allaca!」と声を掛けられて、
家はどっち?
一緒に渡ろう!って手を引いてもらって
5人の女の子たちと横断。
私たちはあっちだからって手を振って戻っていく
後ろ姿が心に沁みた。

帰ってからは1週間分の洗濯。
多過ぎて泣きそうだった。
週3の洗濯を許してもらった。
月金に服、土日のどちらかにシーツタオル類。

明日はyogaと盆踊り大会。
日本の文化広めよう。
お祭り久しぶりだな。
楽しみ。

ロープが切れたので結局自分の髪飾りを繋いでロープに
親子煮

明日も頑張る!

#さやか先生の活動日誌

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