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心の中で「大好き」

・3歳2ヶ月

ここ数ヶ月、れんたまは保育園で、いわゆる「好きな子」がいる。

「保育園で誰と遊んだ?」と聞くと、高確率で「◯◯ちゃん」と答え、ひな祭り付近にお内裏様とお雛様を見かけると、「これがれんくんで、こっちが◯◯ちゃん」と見立てる。

別件で、少し前にれんたまが体調を崩して、二日ほど保育園を休んだら、ママベッタリ度が上がってしまい、保育園に朝送るのが一苦労になってる。

昨日も、保育園についても全然自転車から降りようとせず、保育園の玄関でも「おうちに帰る」と暴れ、保育室に連れて行くのにどれだけの時間がかかるんだろうと、本当に白目になった。

お部屋についてからも、「帰るーー!!ママーーーー!!!」と泣き叫んでいた。

すると、その◯◯ちゃんがお部屋の入り口まで来てくれたのである。

そして、唐突に、「れんくん大好き!」と言ってくれたのだ。

なんとーーーーーーー!!!!

れんたま、片想いじゃなかったのね。久しぶりにかなり胸がキュンキュンした。

で、昨日の夜、家に帰ってきて、「れんちゃん、今日の朝◯◯ちゃんが、「れんくん大好き」って言ってくれたね、嬉しいね。れんちゃんも◯◯ちゃんに「大好き」って伝えることあるの?」と聞くと、

れんたまはちょっとモジモジしながら、「心の中で」と呟いたのだ。

これまたなんとーーーーーーー!!!!

最近おしり探偵が好きで、「失礼こかせていただきます。ブーーーーーー!!!」とか言いながら、おバカな表情で走り回っているこの3歳児が、好きな子に「大好き」を伝えることに恥じらいがあり、「心の中で」大好きを伝えていることに、何というのか、人間の深淵さを見た気がした。(←おおげさw)

そして、それを「心の中で」と自分で認識しているれんたまの、認知能力というのか?にも驚いた。

いや〜、人っておもしろいものですね。


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