卒業旅行でJR北海道全部乗ってみた　其ノ拾壹

いままでのあらすじ

函館に青函連絡船を眺めに行き、
森に駅前の道路を歩きに行き、
室蘭に駅前の看板を見に行き、
鵡川に駅舎を見学しに行き、
札幌に地元地銀の口座からお金を卸しに行き、
留萌に歴戦の勇士を眺めに行き、
稚内にセコマの惣菜パンを食べに行った。
4日目の朝を迎えて富良野線を乗りつぶしに行く。

旭川〜富良野

旭川駅の富良野線のダイヤは1時間に1本ぐらい。
しかし、半分は途中の美瑛駅止まりである。
筆者の4日目の最終目的地は釧路であるので、
昼の石北本線の特急に乗らないければならない。
それに間に合うように
富良野線を往復するためには、
7時39分発の列車に乗らなければならなかった。
というわけで本日も寝不足である。
そろそろアドレナリンが切れるぞ。

やっぱり軋むショルダーバッグを引っ提げ、
富良野行きに乗車。
春休みだからか、
学生の数もまばらでかなり空いていた。
外は一面の銀世界。
ラベンダー畑なんてなかったよ。
一番印象に残ってたのは、
置き場所に困っていたと思われる
どデカい雪の山。
雪かきされた雪が集まってたのかな。

旭川駅から約1時間20分程で富良野駅に到着。
富良野線完乗。
他の鉄オタはほぼ全員が
滝川行きの根室本線に乗り換えていた。
しかし、筆者は翌日に乗る予定なのでスルー。

本当にこれを撮ったらさっさと駅舎に戻った

外を探索しようかと駅舎を出たら天気は雪。
なので、筆者は駅舎にUターンした。
次の旭川行きは1時間後。
筆者は富良野駅のベンチでぼけっとしていた。

それだけである。
富良野線に乗った感想は終わりである。
もはやこれを旅行記とするのは
詐欺なのではないか。

帰りの話は端折っていいでしょ。
ただの文字数稼ぎになっちゃうわ。

時間潰し

11時11分、旭川駅に帰ってきた。
3度目の旭川駅である。
次に乗る特急大雪1号は1時間半後。
なので併設されている旭川イオンで
時間を潰すことにした。

普通の観光客の皆様は、
こういう時間帯では昼食に
舌鼓を打つと思われるが、
筆者は館内地図から目ざとくゲームセンターを発見。
なんと昼食をすっぽかし
ホイホイゲームセンターの中へと
吸い込まれてしまった。

意識が戻った頃には
時刻は12時半。
やばいやばい乗り遅れる。
ダッシュで旭川駅の改札口に向かう…
前に隣の711に入手。
どんどん値上がりしているのに
どんどんサイズダウンしている唐揚げ棒と、
中高生が簡単に手を出せる値段じゃなくなった
高カロリーのパウチを購入。
終わってるよね本当に。

ホームに向かいながら
切符で指定席を確認。
増21号車ってなんですかね。
北海道初心者の筆者は全く理解できなかった。
しかしご安心。
階段を登った目の前がその増21号車。
稚内駅の駅員さん粋なことしてくれたねぇ！
しかも列車が国鉄車両である。
この日は2023年3月17日。
後から知ったことだが、
石北本線でこの車両が走るのは最後の日だった。
だから混んでたんですねぇ。
というか乗客ほぼ全員鉄オタっぽかった。
見た目で判断しちゃだめだけど。

兎にも角にも、
筆者の気まぐれで
旅程もまともに立てずにいた中、
偶然にも運用最終日の列車に乗ることができたのだ。

次回予告

なんか偶然すごいレアな列車に乗れた筆者。
旭川駅から4時間弱を要して
網走駅を目指す。

旭川〜網走

完乗路線
　日高本線
　千歳線
　留萌本線
　宗谷本線
　富良野線