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【1989年100日旅】50日目。レニングラード

1989年5月25日、旅は50日目。前夜22時55分発の寝台列車に乗ってタリンを発ち、レニングラード(現サンクトペテルブルク)へ。今はエストニアの首都のタリンだけれど、当時はレニングラードと同じソ連だったのでパスポートのチェック等はなし。

宿泊先は巨大なホテル、プリバルチースカヤ。市街から少し離れた場所にあり、窓からはタリンのホテルと同じくフィンランド湾が見えた。海は遠目にはきれいだった。

浜辺に行った際に海水を舐めてみたけれど、塩気を感じないのが不思議だった。ホテルの目の前の道はだだっ広く、周りに林立するアパート群は無機質で巨大で、モスクワに似たところだという印象。ただ、市街に行くと、モスクワとは違う街並みが広がっていた。大きな違いは運河だ。

レニングラードの街中には運河が走り、建物は運河とは細い道を挟んだだけで垂直に建っていた。運河を通る船は石でできたアーチ型の低い橋をくぐっていく。宮殿のように大きく立派な建物すら、運河に面して建っているのが不思議で、水面と建物を交互に見て楽しんだ。

そんな感じの50日目。旅は残り50日。

運河の様子: http://ow.ly/Nok73  
プリバルチースカヤホテル:http://ow.ly/Nold1

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