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【1989年100日旅】53日目。ヘルシンキ

1989年5月28日は旅の53日目。ヘルシンキでの滞在はインターコンチネンタル。ボーイさんは子供に対してもにこやかでチップを渡すと大仰に喜んでくれる。うれしくなり、しまいには調子に乗って、きょうだいと一緒に手製のドル札まで渡す始末。彼には小さな妹がいるらしく、にこにこしながら付き合ってくれた。朝食をとるレストランは明るく、白いパンがあった。黒パンではなく白いパン!

手製のドル札は、ホテル備え付けのメモ紙があまりにきれいだったので作ったもの。真っ白で分厚い紙はソ連で泊まったホテルにもモスクワ大学にもなかった。ホテルにはプールとサウナがあり、そこでフィンランド航空の日本人CAさんと出会った。とても優しく、フィンエアーに憧れを持った。

朝食後は観光へ。フィンランド湾の遊覧船に乗った。かなり揺れ、狭い岩場をすれすれで潜り抜けるのでスリル満点。その後、白亜のヘルシンキ大聖堂へ。美しく巨大なパイプオルガンがあり、演奏も聞けて厳粛な気分に。その近くのカラフルな市場でさくらんぼをたくさん買って帰った。この旅ではしょっちゅうさくらんぼを食べて、種をぷうぷう飛ばしていた。

こんな感じの53日目。旅は残り47日。

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