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北欧デンマークの性教育週間②〜「境界線」を遊びながら学ぶ〜
今日、1回目のuge sexの授業をしました。早速そのレポートを。
デンマークの性教育uge sexについてはこちら
Uge sexってなに?
初めてuge sexの授業を受ける子供達。まずはuge sexについて話しをしました。写真を使いながら短い言葉で。
①デンマークの多くの学校が今週Uge sexの勉強をしていること。
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②自分や他人の体について知る事。
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③自分や他人の気持ちにつて知る事。
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④自分や友達との関係について知る事。
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子どもたちは静かに聞いていました。初めてのことで、何が起こるのかよくわからないといった感じ。
今年のテーマは?
その後、今年のUge sexのテーマは「境界線と同意」で、今週は特に「境界線」について話をすると伝えました。
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私はスマートボード(電子黒板)の前に立ち、子どもたちは椅子に一列に座って私を見るという形式でした。私と子どもたちの間に、長いテープを予め貼っておきました。素早くそれに気がついたAちゃん。「なんでテープがあるの?」と。この会話から、境界線の話をはじめました。テープは私とあなた達との間の「境界線」であることを伝えました。「どうしてテープが貼ってあると思う?」と聞くと「テープの向こうに入ってはいけないから」との答え。「2つのものを分けたり、こっちには入らないで、という印で境界線は使われることがあるね」と言いながら、デンマークとドイツの国境の写真を見せました。その後、ストップの看板も。
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もう一つ、目には見えない「境界線」の話もしました。床においたフラフープの中に私が立ち、「フラフープの中は境界線の内側。私が心地よいよ思う事、好きな事、受け入れられること。 フラフープの外は、境界線の外側。好きではない事、苦手なこと、受け入れられない事。」と例を上げながら話をしました。コーヒーを飲みながらお喋りするのはフラフ−プの中。誰かが大きな声で私の耳元で叫ぶのはフラフープの外。境界線を越えようと、チャレンジすることもあるという話をしました。例に上げたのは、高い飛び込む太からプールに飛び込んだ私のお話し。
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子どもたちはよく聞いています。ここまでで授業開始から10分ほどです。
クッション合戦をしながら「境界線」を知ろう
その後「境界線と同意」を意識した遊び、クッション合戦です。2人で向かい合って膝立ちになります。クッションを手にして、2人が「klar(準備OK)」(=同意)と言ったら、クッションでお互いを押し合います。どちらかが倒れて、「stop」(=境界線を越えた)と言ったらゲームは終了。ゲームの説明をしながら「境界線」という言葉を何度も使います。最初に私と同僚がデモンストレーションをしました。子ども達は「やりたい!やりたい!」と手を挙げています。
その後、子ども1人ずつvs私のクッション合戦。毎回子どもとルールを確認します。私がストップと言った時にゲームをやめたり、子どもがストップと言ったら、直ぐにそれを認めます。ゲーム中も意識的に「境界線」という言葉を使いました。
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クッション合戦は好評で、1人2巡して楽しくクッション合戦は終了。子どもたちはもっとクッション合戦をしたかったよう。今日は大人対子どものクッション合戦でしたが、組み合わせを考えながら、いずれは子供同士でクッション合戦をさせたいと思っています。
今日の授業のまとめをして、明日もクッション合戦をすることを約束して終了。ここまでで25分くらい。
今日の気づき
⭐️「境界線」という言葉や概念はムズカシイ。これから何度も言葉を使ったり、遊びや授業の中で私たち大人が意識的に使うことで、定着するのでは。
⭐️視覚的教材と短い言葉。やっぱり大事。
⭐️クッション合戦⇒楽しい⇒またやりたい!で、明日の授業を楽しみにしている様子。遊びを通して子ども達の興味、好奇心が動き出した。
⭐️同僚のアシストが絶妙。事前に同僚達に授業計画や趣旨をミーティングで伝えておいた。事前共有大事。
私にとっても初めてのuge sex。勉強しながら、悩みながら、試しながらの授業です。楽しい授業でした。明日も楽しみ。
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