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今日は核兵器の全面的廃絶のための国際デー

PRプランナーのさやです。

今日、9月26日は「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」です。トップ画像は、国連NY本部の内蔵図書館であるダグ・ハマーショルド図書館がオンラインで展示している「75 Years, 75 Documents」という資料から引用したものです。

国連が創設された1945年から2020年に至るまで、一年ごとにその年最も印象的だった出来事や重要な決議について、写真とともにまとめられています。1996年は包括的核実験禁止条約が採択された重要な年として、紹介されています。下記のリンクから資料をダウンロードできます(英語)。

核兵器の全面的廃絶のための国際デーとは

2014年に国連総会で採択された比較的新しい国際デーです。その名の通り、核兵器の脅威と、核兵器の全面的な廃絶の重要性を認識する日として定められています。

毎年、国連事務総長がメッセージを寄せる重要な国際デーで、今年は以下のようなメッセージを発表しています。

1946年、初の総会決議によって国連に核軍縮という目標が課されてからほぼ75年が経った今も、私たちの世界は核による惨禍の影におびえ続けています。

引用:国連広報センター(https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/39821/)

広島・長崎への原爆投下から75年経った今なお、人類はいまだに核兵器の恐怖から解放されていません。また、新型コロナウイルスの影響で、気候変動や不平等への取り組みなど、あらゆる点において国際社会の脆弱性があらわになったことに触れ、核兵器廃絶への準備態勢もその脆弱性の一つであると述べています。

写真で振り返る非核化への歩み

では、過去75年において、どのような核兵器廃絶への取り組みが行われれてきたのでしょうか。「75 Years, 74 Documents」の中から、核にまつわる年代についてみていきましょう。

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©︎Dag Hammarskjöld Library

1957年、原子力の安全的な利用についてIAEAと国連が合意。

当時は原子力の商業的利用が盛んになり、核兵器などの軍事利用に用いられるのではないかという懸念が強まっていました。そこで、あくまで核兵器は平和的に利用にのみ用いられるという原則を国際的な規約として、実行するため、IAEA(国際原子力機関)が設立されました。

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©︎Dag Hammarskjöld Library

1996年、包括的核実験禁止条約が採択される。

宇宙空間や水中、地下に至るまであらゆる場所における核兵器の実験的爆発・核爆発が禁止されました。核兵器の実験のために核爆発は致し方ないと考えられていた中で、あらゆる場所における核実験を禁止したという点で、極めて重要な意義を持つ条約といわれています。

核兵器根絶への願い

全面的廃絶のための道のりは困難の連続でもあります。

核兵器の全面的な廃絶への願いに国境はありません。

広島・長崎では核廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名」が行われています。

まとめ

今日は、核兵器の全面的廃絶のための国際デーということで、核兵器にまつわる世界の歩みや、その状況について綴りました。核兵器が廃絶された世界は本当に実現するのか、まさに今私たちに問われています。

ご精読いただき、ありがとうございました。感謝を込めて。



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