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インフォデミックに対して私たちができること

PRディレクターのさやです。

三連休が終わりますが,みなさまいかがお過ごしでしょうか。今年もあと一か月と少しと思うとビビりますが,年末に向けてラストスパート頑張ります!

さて,今日は「インフォデミック」についてまとめたいと思います。新型コロナウイルスの影響で,注目された言葉です。ニュースで取り上げられることも多いので,聞きおぼえのある方も多いかもしれません。

インフォデミックとは,「INFORMATIONとEPIDEMIC」を掛け合わせた造語で,ネット上で噂やデマなど大量の情報が氾濫し、現実社会に影響を及ぼす現象のことです。

なぜ今インフォデミックについて考えるのか

特に疫病や感染症が広まるときは,社会的に大きな不安に陥り,信頼性の低い情報が拡散する傾向があります。特にSNSが私たちの社会に溶け込んでいる今,インフォデミックに対する注意がより必要になってきています。

1日に受け取る情報量などを元に算出した「情報拡散力」は、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時と比べて68倍。

上記の通り,新型コロナウイルス前の代表的な感染症の1つがSARSですが,SARS流行当時と比べて情報拡散力が格段にアップしているからです。つまりデマや噂,さらには誹謗中傷などのネガティブな情報の拡散力も上がっているとうことです。

国連もインフォデミックに対する世界的な注意喚起を行っている

インフォデミックに対する脅威は世界共通で,国連もインフォデミックに関する緊急の対策を以下のように訴えています。

デマで人の命が失われてしまいます。適切な信頼と正しい情報がなければ、診断検査は利用されず、予防接種キャンペーン(または効果的なワクチンの投与を促進するキャンペーン)は目標を達成できず、ウイルスの蔓延は続くことになります」

メディアやSNSのプラットフォームなどに対して,「正確な情報を発信し、デマと誤情報の蔓延を防ぐための対策をさらに強化する」ことが求められています。今や一国の大統領もTwitterを頻繁に使う時代。あらゆる情報がSNSのプラットフォームに混在しているが故に,情報を受け取るとき,理解するときにも注意が必要です。下記は国連のインフォデミックに関するプレスリリースなので,ぜひご覧ください。

https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/40074/

まとめ

今日はインフォデミックについてまとめました。一億総発信の時代において,情報のやり取りには高いリテラシーが求められます。具体的には以下のような行動があてはまるでしょう。

・情報源を必ず確認する
・情報の正否を判断できないときにはそれに関する情報を発信しない
・デマや噂を助長しない
・怪しい情報に反応しない(いいねやリツイートなど)
・情報発信に責任を持つ

日ごろ自分が触れている情報について,一度客観的に観察してみるのもいいかもしれません。自分が目にする情報が自分の血となり肉となる時代。心地よい安全な情報社会にするべく,リテラシーを高めていきましょう!



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