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シリーズSDGsの今:目標⑰パートナーシップで目標を達成しよう

PRディレクターのさやです。

ついに今日でシリーズSDGsの今が完結します!17項目あるSDGsのゴールを一日一目標づつご紹介するシリーズ。始める前は二週間ちょっとというと長いかなと思っていましたが,やってみると本当にあっという間でした。明日は「誰ひとり取り残さない」というSDGsの大原則について考えて,このシリーズをまとめようと思います!

では最後の目標⑰パートナーシップで目標を達成しようについて,いってみましょー!

目標⑰パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発に向けて実施手段を強化し,グローバル・パートナーシップを活性化する

この目標は1から16までの目標を達成するために,必要な目標という立ち位置です。国内レベルでの取り組みと共に,国際協調の基づいて目標を達成していこうという姿勢です。そもそも国内レベルあるいは一国だけでは解決できない課題が多く,グローバルな連携は目標達成のためには必須です。また,これは国家間だけの話ではなく,企業・個人・投資家・消費者などあらゆるステークホルダーが連携していくことが求められています。

グローバルパートナーシップの中で特に重要なのが,途上国への支援です。途上国への支援はただ途上国の状況が改善するだけでなく,国際社会全体をよくするために重要な項目なのです。

しかし,新型コロナウイルスという全世界に共通の課題に直面している今,低・中所得国への送金は減少する見込みです。2019年は5450億ドルでしたが,2020年は4450億ドルにとどまると予想されています。また,外国直接投資も最大で40%減少する見込みです。

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世界の取り組み

パートナーシップという枠組みにおいては,たくさんの取り組みがありますが,今日は三重県いなべ市のふるさと納税の事例をご紹介します。いなべ市は楽器寄付ふるさと納税を導入しています。

楽器寄附ふるさと納税とは、全国に眠る使われなくなった不用楽器を、学校及び音楽団体等へ自治体を通じて寄附いただき、その寄附楽器の査定価格が税金控除される「ふるさと納税制度」を活用した新しい納税スタイルです。

ふるさと納税はもともと生まれ育った場所や応援したい自治体に寄付するというもの。この仕組みを自治体側から考えた時に,何で応援してもらえると嬉しいかを考え,いなべ市が慢性的に楽器が不足している現状から,楽器の寄付をふるさと納税にするという仕組みを作り出しました。

大切に使ってきたけれどもう使わないものを寄付できる上に,寄付された人も楽器をより大切に使っていくでしょう。そして,そこに新しい人のつながりが生まれます。まさにリユースと寄付を掛け合わせた素晴らしいアイデアです。2020年現在で16の自治体に楽器寄付のふるさと納税が広がっています。

まとめ

今日はSDGsの目標⑰パートナーシップで目標を達成しようについてまとめました。個別具体的な課題を設定している今までの目標と比べて,この目標はやり方を示しているようなイメージです。特に今「社会の分断」が危惧されている中において,重要度が高まっている考え方だと思っています。そして,国レベルだけでなく,個人レベルでの参画も非常に重要です。一人ひとりの行動が,明日の世界を変えるのです。

photo by UN-HABITAT
As change makers and critical thinkers, young people can play an important role in realizing the Sustainable Development Goals. They can also lead and inspire countless others to join forces for a sustainable future.

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