見出し画像

SDGsの進捗はどんな感じ?

PRディレクターのさやです。

パソコン作業の合間に,アロマオイルをかいで深呼吸することが新たな習慣となりつつ今日この頃です。昔はアロマがあまり好きではなかったのですが,すっかりハマってしまい,今では欠かせない相棒です。#やっぱりいい匂い。

さて,今日はSDGsの進捗について考えてみたいと思います。2020年も残すところあと3か月弱となりました。2020年は,SDGsという観点でみると,目標達成のために具体的なアクションを起こしていこうという「行動の10年」の最初の年にあたります。そんな大事な年に,新型コロナウイルスのパンデミックにより,様々な分野における過去の努力が無に帰してしまいました。また,ロックダウンや経済の停滞によって新たに浮き彫りになった課題も数多くあります。

では具体的にSDGsの各項目における目標値や,達成具合はどのようなものなのでしょうか。今年の7月に「SDGs報告書2020」が発表され,新型コロナウイルスの影響も加味した上でのデータが明らかになりました。下記リンクにわかりやすいインフォグラフィックス(データや数値が記載された画像)が各目標ごとに公開されています。

ゴール4「質の高い教育をみんなに」

いくつかの項目について抜粋してみてみましょう。例えば,ゴール4「質の高い教育をみんなに」に関するインフォグラフィックスです。

画像1

グラフィックスにある通り,新型コロナウイルスによる影響で学校に通えない子供が世界で2億人以上おり,教育をすべての子どもたちにという目標には到底及ばない結果が出ています。この教育分野においては,進捗もかなりみられていたのですが,パンデミックによりその前進はマイナスになってしまいました。また,オンライン学習も物理的に学校に通えない場合の手段として,画期的な方法ではありますが,決してすべての子どもたちがパソコンや通信などのオンライン環境が整っているわけではありません。環境が整っている,あるいは整えられる家庭とそうでない家庭の子どもで,享受できる教育が異なってしまうということが新たな課題として浮かび上がっています。

ゴール8「働きがいも経済成長も」

次はゴール8「働きがいも経済成長も」についてです。

画像2

世界は大恐慌以来の最悪の景気後退に直面し,2020年第2四半期だけで4億人相当の仕事が失われるという結果に。経済の悪化は生活に直結し,社会不安の増大やメンタルヘルスの悪化など,人々の心に暗い影を落とすことに繋がりかねません。新型コロナウイルスの大きな特徴の一つとして,誰一人影響がない人がいないということでしょう。例えば災害や,一国のデフォルトなど,もちろん連鎖的な影響が出る部分はありますが限定的です。新型コロナウイルスに関しては,地球丸ごと全部が等しく同じ危機に直面しているのです。誰一人にとって他人事ではありません。

まとめ

これらのインフォグラフィックスを見ていると,改めてこのウイルスの影響の大きさを痛感します。以前の社会に戻るのではなく,より良い形での復興・再建が望まれる中で,「誰ひとり取り残さない」をスローガンに掲げるSDGsが新たな世界を築いていく大きな道標ともいえます。混沌を極める世界において,全員が同じ方向を向いて進むための大事な共通言語ともいえるでしょう。今この時点における進捗具合・現状を知ることから,未来を描くことは始まります。ぜひ他の項目についても目を通してみてください。今日もご精読いただきありがとうございました。感謝を込めて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?