SDGsで変わる@北海道下川町
PRディレクターのさやです。
ジンジャーエールはカナダドライ派、オレンジジュースはトロピカーナ派のさやです。#どうでもいい。
さて、今日は前回の北九州市に続き、SDGsを用いた地域作りが有名な北海道下川町について執筆します。SDGs未来都市の一つです。
北海道 下川町
朝日新聞発行の資料にも8ページにわたり特集されている「北海道下川町」人口約3350人の北海道北部にあるまちです。2017年度政府のジャパンSDGsアワードで内閣総理大臣賞にも選ばれた実績があるSDGsの先進まちなのです。
「2030年における下川町のありたい姿」というビジョンが行政と住民の話し合いの末に決定。このビジョンには7つの目標が盛り込まれています。
その一つが「誰ひとり取り残されないまち」。SDGsのスローガンである「誰一人取り残さない」を、地方自治に転用した形です。すべての人に居場所と出番があるって本当に素晴らしいことです。そしてビジュアルもとても可愛い!是非HP一度ご覧ください。見ているだけでワクワクします。
持っている資産を活用する
日本の山村の多くは人口減少により消滅可能性の危機にあります。下川も同様に過疎化が進んでいるまちで、どのようにまちを持続させていくかということが大きな課題でした。
人口減少は続いている一方で、下川は森林が総面積の9割を占めています。豊かな森や地熱など豊かな資源を守りながらも、地域の活性化に活かそうということで、まちの再生の柱としたのが森林資源の活用でした。
切り出した木はすべて使います。暖房などには電気やガスを使うのではなく、間伐材のチップを燃やして供給する森林バイオマスというシステムを使っています。また、地域の大きな産業の一つであるシイタケの際ビアにおいても、この熱システムを利用しており、年間7千万を売り上げています。
この森林バイオマスは灯油と比べて年間1900万円の予算削減になり、浮いた予算の半分が子育て支援にまわされています。また、このような森への取り組みを知って町外から移住する人が増えています。17年度は転入者が転出者を21人上回りました。地域の資源を活かしてまちの活性化・持続可能につなげています。
まとめ
下川町のまち作りには住民たちも積極的に関わってきたといいます。出来上がったものに則って、行動していくよりも、指針の策定から携わった方がコミットも上がるし、達成具合もあがるはずです。人口が減っていくまちにどう人を呼び込むのか、すでにある資源をどう活かすことができるのか、参考になる点がたくさんありますね!今日もご精読いただきありがとうございました。
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