言葉というのは、すごく曖昧である。
ある出来事が起きた時、見る角度によって、感じ方によって、かけられる言葉は変わる。
あなたは優しすぎるんだよ。
あなたは甘いんだよ。
あなたは待てる人なんだね。
あなたは覚悟がないんだよ。
一見優しい言葉、一見辛辣な言葉、実はどれもがその出来事に当てはまる。
「そうなの」
と、返答できるのは、自分が「どんな声をかけてもらいたいのか」によって、相手への印象が変わる。
優しくされたければ、優しい言葉が心地よいし、
頑張りたいのであれば、厳しい言葉が心を動かす。
人から掛けられた言葉というのは、自分の心の投影なのだ。
どの言葉に私は反応したのか。
そこに反応したということは、私の心に共鳴するものが棲みついてる。
掛けられた言葉こそ、そこに反応した自分こそが、曖昧な言葉に輪郭を持たせるのだ。
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