いくら重ねても、いくら気づいても、いくら反省しても、

「あ、本当はこうだった」
「あ、私は実はこう思ってたんだ」

と、波のように気持ちが押し寄せる。

「分かっていた気になっていたな」と恥じる思いを幾度となく味わう。

そのとき、その瞬間は、本気で真剣に真剣に考えているけれど、そこでたどりついた答えというのはいつも儚く消える。

この道程が間違いなく自分自身の糧になっているからこその気づきと分かってはいても、「あぁ、私はなんて傲慢だったんだ」と、その都度やっぱり落ち込んでしまう。

過ちや己の恥を感じたときは、反省して、そんな自分自身を改めて認めて、「よし、次はもうやろう」と前を向くことしかできない。

こんなことを日々繰り返していると、私の憧れている人たちはもっともっとそんな思いを乗り越えたんだろうなぁと、尊敬の念が沸き起こる。

失敗しない人などいない。間違いをおかさない人などいない。

分かっていても、やっぱり怖いは怖い。

その怖さと恥を覚悟の上で、前を向く。それしかできないからこそ、それだけをやればいい。

シンプルに生きるということを、大切にしたい。

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