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13.監督ラッシュ後の編集作業

監督ラッシュは、監督と編集部、スクリプターさんだけで見ることが
多かったのですが、最近はプロデューサーも参加することが増えました。

仕上げのスケジュールがない(予算がない)ものが増えたから、かもしれません。

監督ラッシュを見た後、お互いに感想を伝え、具体的な直しが始まります。ここからの作業がよく「編集」として紹介されることが多いところです。

内容を面白くすること、尺を調整していくこと、この二つの作業が
行われます。
以前はエディターと監督だけがやり取りをして、たまにスクリプターさんが意見を聞かれたりする、という時間でした。
助手はひたすら静かにしていることが正義のような・・・

でも今は時代も変わり、どんな立場の人も意見を言えるようになってきたと思います。
だって、観客の人は監督でもエディターでもないですから。

ここでの助手の仕事は、素材のありかや有無を聞かれた時に答えることの他に、毎日の編集後にはシーケンスを整理して合成マークを入れたり、
音のガヤをつけたりします。
効果音やデモで上がってきた音楽を仮で付ける作業も増えてきました。

ちなみに、数年前からエディターが直し始めると、後ろで監督たちが話し出したりするのですが、編集マンは画だけ編集しているわけではなく、音をつなげるのも仕事なので、できるだけ静かにしてほしいと思っています。

助手から監督へ注意するのは難しいと思うので、せめて自分だけでも静かにしていましょう。

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