吉本興業所属のアイドルになって一年目の頃の話①


吉本興業所属のアイドルになって一年目の頃の話①



以前は、加入するまでの爆走期
そしてオーディションでの珍行動エピソード
などを書かせていただいてます。そちらもぜひご覧ください!



自分には、いつもじゃなくていい、本当にたまにでいいから、必ず初心を思い出すようにしなさいと命じています。あの頃の気持ちを思い出せば、自分はまだやれる、大丈夫だから、と。
この場所に辿り着くまでの必死だった自分を。
オーディションに全てをかけていた自分を。
いざ受かったら受かったで、吉本に入るという未知の世界に怖気付き、やっぱりやめようかと悩んだけど、つぼみ(自分の所属しているグループ名。現・つぼみ大革命)に加入し、今日までに至っているということを!!!!!!



気付けば約10年、お世話になっています。
右も左もわからない一年目の頃の自分は一体どう過ごしていたのか、
ちょっと思い出してみようと思います。








当時、新メンバーはまだ出られない仕事、というものがたまにありました



加入して2〜3ヶ月後のある日の夜、自分を含む新メンバー以外の先輩メンバーが、なんばグランド花月のイベントに出演していました

当時の新メンバーは自分を入れて4人。
深夜まで稽古場でお留守番でした。
なぜ帰らないのかと言うと、そのイベントが終わったら先輩たちが稽古場に戻ってきて、数日後に控えている自分達のワンマンライブの稽古をみんなですることになっていたからです。
深夜稽古というものですね。



「羨ましいけど仕方ないよね」「なんばグランド花月に出るのすごいね」「早く全員でできることが増えたらいいなぁ」「とりあえず私たちは曲とダンスを覚えよう」「よし、じゃぁ続きやるか」など、ちゃんと新人らしい、純粋で前向きな会話をしていたと覚えています


そして数時間後
何度もダンスを踊り、そろそろ疲れてきたなというタイミングだったのでちょっと休憩することに。

コンビニ行ってくる〜と出ていった2人が戻ってきて「はいこれ!」と、お茶を買ってきてくれました

え?いいの…?ありがとう!
ほのぼのとした雰囲気になった4人は、稽古場の端っこで小さな円になって集まり、ずっと明るい照明にも疲れてきたので電気を半分消して少し薄暗くし、修学旅行の夜みたいな雰囲気になりました

この頃はまだお互い打ち解けきれていませんでしたが、先輩のいないこの空間にみんな自然とリラックスできたのか、いろんなことを話したり、少しふざけあってはしゃいだりと ここで距離が少し縮まった気がしました




そして、誰が言い出したか覚えていませんが(自分だったらどうしよう)
距離が縮まりすぎたのか


「なぁなぁ、変態にあったことある?」


というトークが始まりました

当時みんな20か21歳か。
「えーなんか友達から聞いた話やねんけど学校の近くでー」「まじでー!」と、キャーキャー。(若い)




その後、深夜に先輩達がわらわらと戻ってきて

「ごめんね〜おまたせ〜」
「ずっと稽古してたやろ?えらいなぁ」
「おつかれー疲れたやろー?」

と第一声で優しい言葉をかけてくれました
めっちゃ優しい…
こちらこそ、仕事の後にまた今から深夜稽古なんてお疲れ様ですなのに。
先輩ってかっけええ!と感動


新メンバーは部屋を薄暗くして、変態の話をしていましたよっと。。もちろん言ってないけど。




右も左もわからない一年目の頃の自分はこの日、
早く自分もいろんなお仕事がしたいな、頑張ろう、と強く思っていたことを思い出しました。


初心を思い出して、これからも自分にいただいた一つ一つのお仕事を頑張らせていただこうと思います!!!
いつもありがとうございます!!!





では!

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