電車に乗り合わせた私たち~金曜ドラマ ペンディングトレインを見て~
同じ車両に乗り合わせただけで、私たちは赤の他人同士で同じ時間を共有する。電車が作り出す空間は、言われてみれば異質な空間だなと再認識した。
一昨日乗った電車は、少し珍しい人が多かった。ずっと鼻歌を歌っている人、踊っている人、ずっと眉間にしわを寄せてスマホを見ている人などなど。
ずっと鼻歌を歌っている人は、特にちょっと珍しくて。でも、それは電車だから珍しい存在になってるだけ(田んぼのあぜ道とかだと自然な気がする)と思うと、電車って「切り取って、強調する」作用が強いんだなって感じる。
だから、金曜ドラマ「ペンディングトレイン」みたいに、電車にたまたま居合わせた人とサバイバルしなきゃいけないっていうのは、かなり精神的にキツイものがあると思う。「切り取って強調」されたその人の印象って、なかなか薄まらないから。
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