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起業と出産のリアル〜産前1週間前まで出社し産後1ヶ月1日目で仕事復帰した話

日本では本人が希望した場合

産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)産後は8週間女性を就業させることはできません。
(労働基準法第65条第1項、第2項)

しかし、経営者や個人事業主は除く。

2016年妊娠が発覚したとき、泣いた

今だから言おう
その涙は嬉しかった涙ではない

焦りと不安から来る涙だった

えっ、あと8とか9か月そこらで会社を完璧に手を離せる状態にしないといけないの?

当時の私は、

まるで余命宣告されたかのような気分だった

企画分野も一人でやっており、ほかに数名の社員はいたが、最低限の人手だった。運営を引き継ぎできる人なんていなかった

周りの友達も皆産休を1年取っていたし、私も産休は1年取るものだと思っていた、
会社員だったら会社が代わりを探してくれるけど、経営者の代わりって誰?どこにいるの?
あと数ヶ月で完全自走…無理じゃない?
1年間自分いなくなったら普通に会社が潰れると思った

日々大きくなるお腹
迫りくるXday笑

やった事を思い返してみると
①自分の仕事を書き出す

②新商品の種をまいておかないといけないと思い、新商品開発に没頭
たしか自分が欲しいベビーキッズのウォールステッカーを5種類くらい作ったり
こういうお誕生日お祝いするステッカーとか

毎月の写真を壁に貼っていき、1年経った時にノートやフォトアルバムに貼り替える事ができるとか良くない?!と思って汽車風の月齢ステッカーも作った。出産準備をしながらアイデアが溢れて仕方なかった。

お腹がつっかえて横になりながらしか作業が出来ず、そんな状態で時間ができたのでむしろ考える時間がとれて開発が進むという皮肉(PCの前ではアイデアは湧かないタイプ)

③とりあえず、人を採用しなきゃとは思ったけど自分がしていたことと、同じことを出来る人はそう簡単には見つからず、お腹が大きくなっていくにつれ、日々危機感は募り追い込まれたわたしが至ったのは
1人の人ではなく私の仕事を細分化して、複数人にそれぞれ任せたら良いのでは?

今思えば、早くそうすべきだったと思うけどなんか実感が湧かず、日常業務に追われつつ、かつ商品開発にも追われてた
よって、いよいよヤバいと思って出産3ヶ月前にして1人と2ヶ月に新卒の計2人を採用


④新人を入れたら楽になるかと思いきや、携帯にひっきりなしに確認のメールが、、😂むしろ前より忙しいし自分でやった方が早いやんと思ってpcに向かったり、でも30分も座ってられず横になってスマホから返事したり
学んだことは、
『新人を入れたら最低3ヶ月は教えるのにかかるからむしろ忙しい。』
出産を希望していたり控えている女性経営者は、私のようにならないようにもっと早く計画して人を採用して自走できる仕組み作りに注力することをオススメします。

事実、私はうまく組織作りが間に合わず確認の連絡は途切れることなく、病院のベッドでも返事を返して、産後1ヶ月は実家にお世話になりましたが、1ヶ月と1日目には出社して、その後も週何日かは出てました。

こういうと、タフだとか言われますが、メンタルとかも2年目以降に一気にくるのでおすすめしません!
女性の起業の難しさってこういうところにあるんだろうなぁと思います
フリーランスの方も増えているので、自走的に回る仕組みにする為にもある程度の会社組織にするのもありだと思います

今日はリアルな出産前のバタバタの話でした😅





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