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マクアケでのクラウドファンディングをやってみたので、その裏話を交えつつモノづくりについて10年間を振り返ってみた①

汚れを見ながらはみがきができる歯磨き粉という便利商品をつくったので、現在5月末までマクアケというクラウドファンディングのサイトで応援購入を募集しています!

今回のクラウドファンディングの応援メッセージを頂いて、感無量

まだ使ったこともない世にでていない商品を応援してもらえていることのお礼も示す形で、
この気持ちを言葉で自分がどうしても商品開発をすることになったのか、言葉で感謝の気持ちを伝えたいと思い筆をとりました。

昔の同級生や経営の先輩からもメッセージが来ました


「改めて、具現化(商品化)するってのがすごいなって思いました。 頭に描くだけ、言うだけってのはそんなに難しいことではなくて、それを形にするのが大変なことやと思うので。 うまく言えないけどこの商品が世に出るのがめちゃ嬉しく思います。」


これは私が10年前、新卒で入社したメガバンクでの総合職(法人の融資とかスーツ着ている人)をやめて、1人で会社をつくろうと決意した話。


1.ものづくりをしてみたいと思ったきっかけ

それは日本のものづくりに対しての危機感からくるものだった。
私が入行した当時リーマンショックと呼ばれる未曾有の不況で、企業の倒産が相次ぎ、銀行も貸しはがし、貸し渋りに近い状態で紐をきつくしめていた。
最初は、融資のノルマを達成するには、お客様に新しい商品をつくってもらって、資金需要をつくらないといけないのでは?
という単純な発想だった。
新卒の私は万能感とやる気に満ち溢れ、新人の間だけでもらえるルーキー賞を狙っていた。そのためには、与えられたノルマを全部クリアすることが必須だと考えていたのだ。

私の担当先は中小規模の問屋が多く、中国の安価な製品に押されて、全盛期の売り上げの1/10以下になっている会社もあった。商品をつくりましょうよと言っても、何をつくったらいいか分からない、できる社員もいない、なんなら社長が元サラリーマン上がりの会社は自分が定年になるまで存続させられたらいいからとやる気もあまり感じられなかった

不眠症の人が多いと聞き、糸の卸問屋には、日本製の糸の需要を彫りおこすために糸にラベンダーなどの精油を練りこんで、オリジナルの枕カバーのブランドを作りませんか?と企画書を作って持って行ったりもした。
社長の反応はすこぶる良かった。「とってもいいアイデアだね!でも誰がやるの?林さんが仕事終わりに来てやってくれる?」(いや私が退社する20時には全員帰社してるじゃん・・と心の中でつっこみながら)


2.モノづくりってどうやって始めるの
じゃ私がそれつくれるの?リスクを取れるの?企画の通り作ったら売れるの?そもそもモノづくりってどうやってやるんだっけ?作れたとして、どこで売ればいいの?
いざ自分がその人たちの立場に立った時に何も分からないし知らないことに絶望した。
「全盛期は、サンプルだけでも1万個単位とか作ってたんだよ、でも今は物が売れないから、サンプル10個とか多くて100個程度、そんなレベルでは、マーケットさえ作れなよね・・・」と教えてくれた社長もいた。

3.銀行員としてなにができるのか

そもそも私は銀行に内定をもらった時に銀行員として何をしたらいいのかと考えて、商売を理解したいと中国からアパレルを仕入れて楽天のオンラインフリマで販売したり(お小遣いを数万円仕入れに使い、最終10万円の利益が残りました)、証券口座を開いて株を買ってみたり百聞は一見に如かずを地でいくタイプ。
モノづくり大国、日本。のモノづくりがこんあ状況になっている現実に危機感を覚えました。

分からないからこそ、自分の目で見てモノづくりがしてみたいという気持ちになりました。
そして、担当企業の全会社のSWOT分析を実施。
そこから見えてきたのが、開発や企画が出ないことやそのような人材が不足しているということ。

このままでは日本はやばいのでは?とどうしたらいいんだろう。銀行で融資とかしてる場合でないのでは? やってみたい、いや誰かがやらなければならない。

当時変な使命感を覚えたことを思い出します。

思いだしたら止まりません。正直に言うと銀行の細かい事務仕事も合っていなかったこともあり、未知の世界が眩しく見えて
そのまま24歳の特に銀行員を退職し、一人でモノづくりの道を歩み始めたのです。

続く・・・

今回のプロダクトのミエルカチェックハミガキ↓特に子育て中で子供が歯磨きを嫌がる方に是非試してみてほしいです。


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