見出し画像

義母、韓国に帰る / 命名札を下さいな

今日、義母が韓国に帰った。

息子の世話をして。
家中をピカピカにして。
妻の情緒を安定させ。
僕に子の世話を教え。
大量のパンジャン(おかず)を作り置きして。

2ヶ月弱、家で妻と息子と一緒の軟禁生活。
しかしいつも笑顔だった。
本当、感謝です。

しかし、どこの国も年寄り(失礼)というのは共通して
「たくさん食べろ!もっと食べろ!」と言うものだ。

僕の祖母もよく「ファイ!」と言っていた。
(宮古島の方言で ”食え!”という意味。”Fight!”ではない。)

義母の場合、韓国サイズの「もっと食べろ」なので量がハンパない。
小食の僕が「もうお腹いっぱい…」というと、心配そうな顔をしていた。

容量の問題で少ししか食べれなかったけど、
ノム マシソッソ です。


「手書きでいいから、命名札を一枚くれ。」
父親からLINEが来た。

命名札…?

あ、あれか。
出産の内祝いの米とかビールに貼られてくるピンクの紙。
生まれた子の名前が書かれているやつね。

昔から、家の壁には謎のピンクいお札が張られていた。
どこの誰の子かもわからない名前が書かれて。

あれは、何故壁に貼るのだろう。
そして、いつ剥がされるのだろう。

謎が謎呼ぶ命名札。
調べてみると、沖縄だけではなく九州、四国、北海道にもあるようだ。

しかし、命名札を送れと言われても関東のコンビニには売ってないぞ。
面倒なこと頼みやがって。

ネットで調べて沖縄の業者に頼んだ。
命名札1枚のためにわざわざ高い送料をかけるのもあほらしい。
サイズ大きくして、写真添えて、ラミレート加工してやった。

壁に貼るがよい。
そしていつか剥がすとよい。

以上


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?