「毎日同じ味、そりゃあ飽きるよね」

夫とのミルク談義。
毎日6〜7回も同じ味を飲まされて
飽きないやつなんていない。
よく飲んでるよ。お前すごいよ。

って話をしたら
少し飲みが悪くたって
半分くらい吐き戻されたって
落ち込まなくなってきた。

今じゃミルクの量で一喜一憂するけれど
生まれたて1ヶ月目のときは
「生きているかどうか」で気を揉んだものだ。

ある夜、
さあ、今夜は寝てくれるだろうか?と
ベッドを覗き込んだら
何やらムスメの顔が真っ赤になっていて
唸っている。

おでこを触ったら熱い。

もうパニックだ。
体温を測ったら38.1…38.2…とぐんぐん上がる。

大急ぎで実母を叩き起こし
様子を一緒に見てもらうと…




うんちをするために
全力でいきんでいただけだった。


良かった。
良くないけど(すごく大騒ぎしたし
元気で何よりだった。


その次の日には
うんちが勢いよく飛び出して
パジャマに飛んできたけど
うんち万歳だ。
元気で何よりである。


何もかもが小さすぎて
鼻の穴も口も空気を吸えるのが不思議なくらいで
抱いて呼吸を感じながら寝たいくらい
心配だった日々。


まだあの日々を懐かしむには早く
今だって夜中にふと目が覚めると
鼻の下に手をやって確認してしまうけれど


少しずつ存在感を増している体重と
むちむちの手を見て
少し安心をして顔を埋めるのであった。

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