はたらくとは「自分の人生を生きること」
30歳になる少し前、上司から「お前の仕事の原動力が分からない」と言われたことがあります。
きっかけは、わたしが営業担当をしていた大得意先を、中途採用で入社してきた同僚に譲ったことでした。営業は数字の積み上げですが、その大得意先のお陰で、わたしの仕事の半分くらいは大した努力をせずともラクに目標達成できました。
面白くなかったのです。がんばらなくても出来てしまうことが。そのしくみ自体、自分で作り上げた結果でもないことが。大得意先では継続的にわが社の商品を使うことが決まっていて、担当がわたしでも同僚でも結果は変わらないのです。
わたしが仕事を通してやりたかったこと
当時、上司に納得してもらえる答えは出せませんでした。しかし、その後数年一緒に仕事をするうちに「だんだん分かってきた」と言われました。わたしが仕事を通してやりたかったことは自己実現でした。
人(お客様)との信頼関係を築くことを重視しており、自分の自信を持って売れるモノの話をすることを通して、「仕事ができる人」「頼りになる人」と認識してもらえると嬉しいのです。「はじめまして」から親しくなる過程はゲームを攻略していくような感覚になり、その達成が自己実現のように感じています。
評価されて昇進することや、たくさん稼ぐことはそこまで重要ではないのです。
自己分析の結果、選んだ仕事
就職活動の頃、わたしはかなり自己分析をしたように思います。
自分の経験を元にした自己分析は、経験がないとできないので、とにかくたくさんの経験を積んでみたことが良かったと感じます。
アルバイトの経験から、人と話をすること、自分が好きなもの・自信をもっているものを勧めることが好きだということに気づきました。
「これ、美味しいよ!」なんかも含まれますが、自分が良いと思っているものは、どんどん人に伝えたくなるんですよね。
わたしがやりたい仕事は「自信を持って売れる商品」を扱う「営業」という仕事なんだろうな。…ということは、「自信を持って売れる商品」を探そう!きっと、トップシェアの会社にはトップシェアの理由があるだろう。…と、仕事探しが進みました。
はたらくとは「自分の人生を生きること」
今、副業として地元タウン誌のwebライターの仕事をしたいと思い、文章を書く練習をしています。「自分の発信の場を持つ」という20歳の頃から淡く抱いている夢を叶えるためです。
自前のブログやnoteではなく、自分の外での発信の場というところに価値を感じています。なので、そこでお金が発生しますが、それが目的ではないのです。
最近はFIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的独立と早期退職)を目標として資産形成する方も増えているようですが、わたしはあまり興味を持つことができません。
一方でみずほ銀行など、一部の会社で実施されている週休3日・4日制や、わたしも活用している時短勤務という働き方は、充実した人生に必要な新しい働き方だと感じています。
はたらくとはまさに、自分の人生を生きること、仕事を通じた自己実現を積み重ねることだと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?