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2020年に(映画館で)観た映画

・キャッツ
凄く凄くわからなかった。本当に最後まで意味がわからなくて、この人面猫たちは何をしているの?って感じのまま終わった。ただのマジシャン猫なのに「お前は魔法を使えるからなんとかしろ」って追い詰められてる猫が一番可哀想だった(英語では手品も魔法も同じマジック)。説明があまりにもなさすぎる。キャッツの舞台ファンならわかるんだろうけど、初見の人は置いてきぼり。ミュージカルの一番ダメなところが出ちゃってる映画。

・パラサイト 半地下の家族
面白かったし、グロい映画なのかと思っていたけど、それほど強烈でもなかった。とても丁寧に作られた映画。悪人という悪人は一人も出てこないのに、悲劇が起こるところがなんか切なかった。

・ミッドサマー
予定調和的な終わり方が残念だった。どんでん返しを期待してしまったので、ラストでガッカリした。犬も吐き出すようなカップルの不毛な喧嘩とか延々と観せられて、この映画を絶賛している人たちの気持ちが理解できない。魅力的な映像ではあるのかもしれないけど、閉鎖社会自体が気持ち悪くて仕方なかった。登場人物が全員クズで誰にも感情移入できなかった。特にマーク!皮だけじゃなく、せめてマークが惨殺されるシーンは見せろよ。
それにしてもダニーはこの後普通にこの村出ていけんのか?

・ジョン・F・ドノヴァンの死と生
緊急事態宣言中にグザヴィエ・ドランにハマり、映画館が再開されて速攻で観に行った。ちょっと理想主義的な話だけど、どの映像も美しくて、退屈せずに観れた。ドランの映画のいいところは、LGBTQの人権とかそういう話ではなく、普通に存在している人物がゲイっていう設定なだけで、普通に悩んだり恋愛したりするって話なのがいい。

・ドクター・ドリトル
完全にロバート・ダウニー・Jr目当てだったけど、普通に楽しめた。色々詰め込みすぎなところもあったけど、駄作というほど酷くもなかった。それにしてもRDJは少年か子供と組まされてばっかだ。

・事故物件 恐い間取り
亀梨和也を目当てで観に行った。後、松原タニシの原作も読んでいたので、結構期待していたけど、ホラー好きには少し怖さが物足りなかった。でも十分面白かった。普通のホラーは登場人物が呪いとかお化けから逃げる話だけど、これは自らお化けを探し求める話。ことごとく定番ホラーとは真逆な感じが新しかった。明らかに何かいそうなところにお化けがいなかったり、逆に中を確かめないでドアを閉めちゃうとか。

・今日から俺は!!劇場版
一悶着、二悶着あって、最後は喧嘩(乱闘)で決着つけるというドラマと同じ展開。でも、まぁ面白かった。私はサトサガ推しなので、二人が出てきたとこだけめちゃくちゃテンション上がった。(なんだこの腐女子感想)

・マティアス&マキシム
またもグザヴィエ・ドラン目当てで観に行った。良かった。マキシムがめっちゃ可哀想な境遇だけど、友達には恵まれてて、まるで王道のBL漫画のようだった(失礼)。でもゲイ的表現はそれほどなかった。
ただ一つ残念だったのが、4DXも観れる割と新しいシネコンで観たのに、別の映画(多分TENET)の音と振動が伝わってきて、イライラした。

・TENET
なんだこれわけわかんねーな!でも面白い!情報量が多い!ソーシャルネットワーク並みにセリフも早いし展開も早い。だから観てる方も全然飽きないっていうか、集中してないとすぐ置いてきぼりになる。途中でトイレなんてもってのほか。
ただ、観終わった後に、逆行生活を長く送ることが可能だったら、そういう施設もあるんだろうけど、うんこはどうなるの?ってずっと考えてしまった。逆行するうんこがどこかに存在するとなると、それをどうやって現行世界でトイレに流すことができるのだろうかと。

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