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山中教授とタモリさんの『人体vsウイルス』という番組を見て

改めて、
「きちんと知ること」(=理解できる説明をしてもらえること)は、
本当に大切なことだと感じました。
理解できると、ただただ怖い、ということはなくなっていくように思いました。

ウイルスと人間の40億年続く戦い。
戦い、というのか、好敵手のような関係。
切磋琢磨…そんなにしなくて良かったのに…とも思ったりしましたが、
それがあったからこそ、
そしてその戦いぶりを具体的に聞くことができたからこそ、
新型コロナウイルスとの現状も具体的に捉えることができたように思います。

正直、こういった医学や免疫学などは理系の人の「頭で考える」話、計算ができれば必ず答えの出る、割り切れる頭の良い人の学問であって、
完全文系の私は、感情ありきで割り切れない「心系」だから全く理解できないのだ…と思っていたのですが。
そんなこともないのだと感じました。
(前に、映画『光のノスタルジア』を観た時も、似たようなことを感じたなぁ。。)


「細胞がウイルスを攻撃する瞬間」というのは、本当に衝撃的でした。
ああやって見せられるとは。
あれは完全に「戦いの図」でした。
ひとつの名画のように、歴史を変える大きな戦いを描いているような、
物語のようなものを感じたのです。

いざ鎌倉!となった日には、この私の身体の中でも、見えないくらい小さな小さな細胞達が一斉に蜂起してあんな大戦を繰り広げているなんて。
ありがとう…!細胞!すごい!
よくぞここまで!
と本気で思いました。
そして、
こういうものを「見ることができる」という、科学技術?の進化?にも衝撃を受けました。
見える、って、ものすごい説得力ですね。


今、世界中の医療従事者をはじめとして、医学者、科学者、たくさんの方々が力を合わせてこの困難に立ち向かってくれています。
真に不眠不休で、この恐ろしいウイルスと正面から組み合って下さっていると思うと、本当に感謝しかありません。

その戦いは、決して「頭で考える」だけのものなんかじゃないのですよね。
理数系の頭の良い人が、必ず出る答えをサラリと求めるようなものじゃない。

『必ず答えを出してやるんだ!!』という、強い強い心、意志の力を振り絞って、長い時間を走り抜く。
そういう、力強い心無くしては成し得ない。
石に齧り付くような強い「心」の日々を、今、世界中の医療・科学者の皆様は送っておられるのですよね。


それを踏まえて、
今私にできることは、私自身と家族の「免疫力を弱めないこと」。
自分の身体が持っている力をしっかりと働かせるために、
よく食べ、よく眠り、心身ともに健やかに過ごすことを心がけること。
当たり前で基本的。
そういうことをまじめにやることなのでしょう。

自分のやれることがそれしかないのだから、
それを一生懸命やろうと思います。


新型コロナウイルスとの戦い、共存への道は、まだ続いています。
時にはへこたれたりもするけれど、
へこたれながらも再び立ち上がり、頑張ってくれている人がたくさんいる。
それに、まだまだ人間の底力だって捨てたものではないはず。


できることをコツコツやっていけますように。

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