ライター初心者へ送るノウハウ:地域取材をするときに心がけることとは?
副業ライターのさやです。
ライターの仕事の案件には、人に対するインタビューだけでなく、地域のPRなどの記事作成のために、地域の取材をしなければいけない場面もあると思います。
そこで今回は、実際に本業の旅行会社で、地域の方のお話を聞いたり、地域のPR記事を書いている私が、普段取材を行う上で気をつけていることをお伝えします。
基本的な地域取材の流れ
地域の紹介文を書く場合の流れとしては、以下のとおり。
取材内容を確認する。
インタビュー先に趣旨の説明・アポイントを取る。※アポイントの連絡時も、アポイント時間もご迷惑にならないよう気を付ける。
インタビューの実施。
内容を校正いただき、自身でも誤字をチェックする。
店舗や施設情報、特にメールアドレスや電話番号などに誤りがないかを直接連絡してみてチェックする。
これが基本的な取材の流れになります。
特に、情報の正誤には気をつけましょう。
内容に誤りがあった場合、インタビュー先だけでなく、誤った連絡先の方にもご迷惑をかける場合があるので、しっかりと確認をしましょう。
重要な画像はしっかりと準備した上で取材を行う
意外に忘れがちなのが、画像。
人は文章よりも、画像の方が認識しやすく、記憶に残りやすいと言われています(画像優位効果)。そのため、記事を作成する際は、重要な場所の画像は必須です。
当日の天候が悪かったり、写真撮影の技術に不安がある場合は、事前に予備の画像を準備しておきましょう。
とはいえ、WEBサイトに掲載されている画像の無断転用は御法度。
著作権フリーの画像素材サイトや、自治体・観光協会のサイトのフォトライブラリーを活用することをおすすめします(著作権)。その場合は、利用規約の確認を忘れずに。
「その地域らしさ」が出るように心がける
多くの場合、掲載先の媒体には、他の地域の情報もたくさん掲載されています。
そのため、その地域らしさが強く出ていなければ、その他の記事との見分けがつかず、読み飛ばされてしまう可能性もあります。
では、具体的にどのように「地域らしさ」を出すのかを記載していきます。
まず、地域らしさを手っ取り早く出すためには、「その地域に惚れ込んで移住したり、地域に関わる仕事をしている方」に取材することが一番。
誰よりも熱意をもってお話いただけるため、記事の中の「その地域の良さ」にとても説得力が生まれます。
そのほかにも「その地域の特徴を一言で言うと?」や「なぜその地域に行く必要があるのか?」という質問の答え(キーワード)を自分なりに考えてから、取材先を選定したり、文章を書くようにすると、文章全体にそのキーワードを散りばめることができます。
この「キーワードをもとに取材を行う」というのは、ライター側にもメリットがあります。
話が脱線しそうになった時に、キーワードを意識すると、自然と話をまとめられたり、記事を書いていく時の指針になるからです。
そのほかにもいろいろな「その地域らしさ」の出し方がありますので、たくさんの記事を読みながら、ぜひ試行錯誤をしてみてください。
おわりに
取材記事は、事前準備から記事が納品になるまで、本当に多くの方のお世話になります。
ですので、その人たちのためになるような記事を書くことを心がければ、おのずと素敵な記事になるはず。
今回の内容が、少しでもその素敵な記事を作るための参考になれば幸いです。
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