『ユミの細胞たち』韓国女子のリアルな恋愛観
2021年に韓国でTV放送されて以来、面白かったと話題の『ユミの細胞たち』全14話。
いつか見たいと思っていたもののNetflixのラインナップには入っておらず、prime video、U-NEXT、huluで配信されている。
今回U-NEXT3ヶ月無料特典を頂けたチャンスに、これは必ず見たいと思っていた。
①ユミとウンの微笑ましくもじれったい恋愛ドラマ
2人の主人公ユミとウン。
ユミは3年前に一方的にフラれて大失恋。以降、恋愛に臆病になってしまった32歳のOL。
ウンは一風変わった風貌ながら、
ゲーム会社を友人達と立ち上げて開発・経営をしている。口下手で不器用だけど根は優しい。
そんな2人が共通の友人から紹介されてつきあい始める。
ユミの一途な思いとちょっとドジな行動が、随所に可愛いらしく描かれていて微笑ましい。
お互いが思い合っているはずなのに、なぜかすれ違いが多くてうまく行かない。
そんなジレンマをハラハラ、ドキドキ、時にイライラしながら引き込まれていくドラマだ。
②脳内細胞を3Dアニメーションで描く
そんなハラハラ、ドキドキ、イライラさせる2人の行動は、
個性豊かな脳内細胞達の奮闘で巻き起こされていることを
3Dアニメーションで表現している。
それがこのドラマの斬新で面白いところなのだが、
正直、最初はアニメシーンが多めでちょっと勘弁してほしいと思ってしまった。
徐々にユミとウンの心理状態をうまく描く脳内細胞達がかわいらしく愛おしくなってくるから不思議。
③ユミ役 キム・ゴウン
ユミを演じるのは私の大好きな女優さんキム・ゴウン。
勝ち気な女性かと思えばどこか可憐で、マヌケなところもある今の韓国女性の等身大の姿を見せてくれる。
代表作の『トッケビ』や『シスターズ』『ザ・キング』でもまったく違う役どころながら、どこか憎めないチャーミングな女性を演じられるのは、
彼女の本質なのだろう。
④ウン役 アン・ボヒョン
ウンを演じるのはアン・ボヒョン。
この人は私の中ではカメレオン俳優。
同じ人とは思えない振り幅で悪役、良役どちらもハマってしまう俳優さんだ。
『梨泰院クラス』では主人公の敵役として悪役を熱演。
『彼女の私生活』では主人公女性の幼馴染として良い人を演じていた。
立て続けに見ても同じ人物とは気づかないくらいだ。
最近ではゴシップネタで、K-POPアイドルBLACKPINKのジスと公開恋愛を発表した途端、なぜかすぐに別れてしまった。
⑤K-POPアイドルも脇を固める
ドラマの中にはユミの後輩男子チェ・ウギをSHINeeのミンホ。
ユミに急接近してきた同僚のユ・ホビー役をGOT7のジニョンが演じている。
ユミの人生に大きな影響を与える2人の役どころにも注目したい。
⑥韓国女子のリアルに興味津々
OLとしての通勤風景や仕事中の会議風景、残業中の様子。
帰宅後や休みの日の一人暮らし女子の暮らしぶり。
デートや旅行での服装選び。
アラサー女子にとっては複雑な友人の結婚式。
どれをとっても韓国女子のリアルな今が描かれていて、興味津々だった。
『ユミの細胞たち2』がamazon primeで配信されている。
見るしかないか。
※画像は公式H.P.及びkntv H.P.より